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【ニュース】シーズン移行の検討状況について「(議論の中で)目線を高くやっていこうというマインドが見えてきたのは、日本のサッカーにとっていい時間の過ごし方をしているんじゃないかと感じています(野々村チェアマン)」

10月24日、Jリーグの理事会が行われ、理事会後にシーズン移行の検討状況に関するメディアブリーフィングが行われた。
今回はJリーグ・樋口フットボール本部長が説明を行ったあと、野々村芳和チェアマンが自身の感想について述べた。

※これまでに話した事や内容が重複している部分については割愛しています。


○Jリーグ・樋口フットボール本部長
今月の進捗についてご報告させていただきます。
検討のスケジュールです。

4月から本格的な意見交換を始めまして、4つの分科会あたりまででどちらのシーズンがどういう特性があるのかという研究に集中してきました。7~9月あたりで目指す姿をどういうふうに設定していくのかという議論がメインになってきました。

10月はカテゴリーごとに分科会を10月の頭に開催しました。J1・J2・J3それぞれに分けて、原則リアル開催で一部ハイブリッドにしていましたが、それぞれ3時間程全クラブに発言をいただきまして、現状の各クラブのお考えを表明する機会がありました。それを踏まえて、先日の実行委員会と本日の理事会で意見交換を行っている形になっています。

目指す姿や戦略については、細部は継続検討となっていますが、今回の10月のタイミングでは内部の議論は行っておりませんのでご説明は割愛させていただきます。

基本的に全60クラブから様々なご意見をいただきました。シーズン移行に対してポジティブであるというご意見もあれば、ネガティブであるというご意見もありました。まだクラブの中では議論中で、領域ごとに意見が分かれているという状況もありました。
またその他には、クラブの中で議論して移行する場合・移行しない場合で大差がないので、最終的にはリーグ事務局が目指す方向に賛同するというご意見のクラブもありました。

全体で言いますと、ポジティブという感触のクラブが多数ある状況でもありましたので、今回実行委員会や理事会では、我々としてもシーズン移行に対して多くのメリットがあるという事を考えています。一方でやはり乗り越えていくべき懸念事項を詰めていく事もまだあると思いますので、移行する前提に立った時に、この障害をどう解決していくのか、この論点をどう解決していくのか、よりスピーディに解決するための議論を早めましょうという話をしています。

どんな検討事項があるのか具体的に表示しています。
スタジアムの確保について。こちらも従前からご説明してきていますが、(スタジアムを保持・管理する)自治体の年度が4月~3月が基本となる中で、大きくずれることによってスタジアム確保が一部困難になるというご意見をいただきました、これについては明後日(10月26日)に分科会が開催されます。この分科会はWEBが基本になりますが、今全クラブにアンケートをしていまして、どういう事がお困りになるのか、JFAやJリーグで何が支援できる事はあるのかアンケートを取っています。そのアンケートに基づいて明後日全クラブと議論することになっています。

2つ目が地域リーグや大学・高校がどうなるかという部分です。窓口としてはJFAを中心として各連盟と意見交換をしています。
現時点において、どこかのリーグで何か固まったものはありませんが、例えばJFLにおいては、JFL事務局からはもしJリーグがシーズン移行した場合は、それに合わせてシーズン移行できないか検討が始まっているというご報告をいただいています。

また大学とか高校ですが、学校に入学するタイミングが変わる事はありませんが、JFAが主催しているプレミアリーグやプリンスリーグについては、これはJリーグのシーズン移行と別の軸ですが、夏の開催を避けるべきではないかという議論がJFAの内部でも始まっています。実際にプレミアリーグとプリンスリーグを9月開幕にして6月に終わる形にしてはどうかという意見交換が、JFAの中で始まっていると聞いています。引き続きJFL、地域リーグ、大学・高校などとの連携を深めていきたいと思っています。

新人選手の加入タイミングや制度設計についてですが、細部はまだ設計していかなくてはいけないのですが、基本的には今と同じ1月のタイミングでJクラブに加入いただくのが一番いいのではという意見交換を始めています。一方で例えばA契約の25名枠がありますが、(それに加えて)新人選手のための枠を追加する必要があると思いますので、どういった枠の設定が必要なのか細部を詰めていきたいと思います。

これもまた別の議論ですが、選手会のご意向なども報道などで出ていますが、そもそもA・B・C契約枠をどうするのかという議論もありますので、そこも含めて抜本的な改革が必要になると考えています。仮に現状のルールがベースだった場合には、何名か追加する形になると思っています。

試合日程案の精査ですが、これまでは案Aと案Bを2つ示してきましたが、例えば案Aと案Bの間の案なども含めて、より細部にこだわった案を作っていくべきかなと思っていますので、その事を記載しています。

移行期の大会方式については、半年分の0.5として活用すべきなのか、もしくは前のシーズンと合わせて1.5として活用すべきなのかについても、具体的により精緻な議論を始めたいと思います。現状リーグの中でも案を作っていまして、おそらく分科会を実施しながら、各クラブとの統合的な意見交換が必要かなと思っています。

ここはすごく難しくて、選手の目線になったフットボール観点と、どうお客様に楽しんでいただくかというファンサポーター観点の話もありますし、クラブの収益を安定させていくべきなのか経営の観点もあり、様々な観点でズレが大きくなるかなともいます。それぞれのメリット・デメリットを出しながら、統合的な意見交換を進めたいと思っています。

最後が財源の活用になります。先月から意見交換を始めています。今Jリーグの純資産として今どれくらいの規模があるのか、その中でシーズン移行にどのくらい使うべきか、具体的にどういう対策に使うべきなのか、スピーディに進めていきたいと考えています。

以上、大粒の6点と、この他にも内部でいくつか検討すべき検討事項もあるのですが、こういったものをスピーディに検討を進めて、11月12月で賛否を問うような意見交換をしていければと考えております。

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