Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】入場者数について「19年比でだいたい88%くらい。一時期は85%くらいということもあったので、また少しお客様の数は増えてきていると感じています(野々村チェアマン)」

6月27日、Jリーグの2023年度第6回の理事会が行われ、理事会後記者会見が行われた。

会見の冒頭野々村チェマンは次のように述べた。

○野々村芳和チェアマン
オフィスが新しく移転して、初日に明治安田生命の根岸会長や永島社長に顔を出していただいて、Jリーグの職員の前でいろいろなコメントをいただきました。我々もそうですし明治安田生命様も、ここから一緒に世の中をもっと楽しくしていこうという事を発信していくという意味では、僕らがここへ来て連携はよりしやすくなると思います。先ほどあった明治安田生命ヴィレッジも話も含めて、より一層しっかり連携をしながら、今まで想像できなかった、丸の内からどう発信するのか想像できなかったことも多かったので、だからといって想像できているわけではないのですが。でも、やれるかどうかわからないがまずやってみようというスタンスで明治安田生命様と一緒にやることで強く発信できると思うので、ご期待いただければと思います。

5月に行われた30周年記念イベントでの発表資料より

それから昨日、JFAも新しいオフィスに移って、日本の中心地という事で言えばWEリーグの渋谷とか、幕張、水道橋、丸の内と、いくつかの拠点を持っていい発信をそれぞれでしながら、あとはそれぞれの会社やオフィスに行ったり来たりすることがよりスムーズにできるような環境になったので、連携していきたいなと思います。

それから先々週から先週にかけて海外に視察を兼ねていってきました。チャンピオンズリーグの決勝に、いろいろな方が集まるという事もあって試合を見るというよりも挨拶に行く感じでしたが行ってきました。世界のトップのゲームとその周辺ははどんな感じなのかいつも気にしていなくてはいけないと改めて感じました。

その試合を見た後に、ヨーロッパのクラブを回ったり、あとはU19日本代表とU22日本代表が試合をやっていたので、それぞれの試合を見に行きました。試合の内容はおいておいて、例えばU19の試合で言えば、各国のスカウトとか代理人が注目の選手や国がある所へたくさん集まるんですよね。自分も知っていたことですが、あの場所で日本人選手がどんなパフォーマンスをするのかがすごく大事ですし、一方でJリーグのスカウトもああいう舞台にしっかり足を運ぶ事もこの先必要になってくるだろうなと思いました。今すぐには難しいにしても、リーグとして何ができるのか、今回各国のサッカー人の動きを見て、リーグがどう繋いでいくのか、今の状況を見るとJリーグが主導してやっていかなくてはいけないのかなと思います。

リーグ戦・カップ戦については、J3はまだ真ん中までいっていませんが、J1・J2リーグ戦とルヴァンカップは真ん中くらいまで行きました。コロナがある程度空けた中で、(来場者を)2019年比と同じレベルに回復させたいという思いで、今Jリーグと各クラブが一緒に取り組んでいますが、19年比でだいたい88%くらいです。一時期は85%くらいということもあったので、また少しお客様の数は増えてきていると感じています。

【参考】J1平均 観客数
2019年 20,751人
2020年 5,796人
2021年 6,661人
2022年 14,328人
2023年 17,451人(6/25現在)

ではどんな施策をしているのかというと、いつもお話していますがどれだけ多くの露出を増やせるのかという所で、各地域で(露出に)取り組んでいます。前年の4月と比較すると、日本全国での露出に関しては前年比で15.1倍くらいには増やすことができています。

これをしっかり続けることで、多くの人に情報を届けるとか興味を持ち続けてもらうとか、そんな取り組みに次のステップにつながっていけばいいかなと思っています。これは毎回理事会でも言っていますが、露出の数に関しては今までよりもいい数字になっているので、継続していきたいと思います。

それから最後、シーズン移行に関しても今日の理事会でも話がありました。この後詳細に関しては樋口と窪田から報告をさせていただきます」

その他、本日Jリーグから決議事項・報告事項がリリースされています。

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