Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】シーズン移行の残された課題の検討状況について。「(移行期の大会について)決まっておりませんが、まずは24年シーズンのポイント制はやめようという判断を決めています(Jリーグ樋口氏)」

1月30日、Jリーグの理事会が行われた。
今回、野々村チェアマンは海外出張中(AFCアジアカップ視察のため)会見には登壇せず、司会の広報担当者が決議事項を説明した。
また、前回決議されたシーズン移行の残された課題の現在の検討状況について、Jリーグ・樋口フットボール本部長が報告を行った。

〇Jリーグ・樋口フットボール本部長
昨年の12月に残された課題を継続検討しながらシーズン移行を行っていく事を決議しておりますが、まず様々な課題に対してどのように検討していくのかの体制や座組について検討を開始している段階です。

昨年の6~8月でいろいろな分科会で実施してきましたが、今後分科会で取り扱っていくものについてですとか、場合によっては全クラブが参加する形では無くてより密な議論をしていくための小委員会みたいなものや、あとは課題によっては短期間で議論していくものもあれば1~2年といった長期間なスパンで議論を進めていくものもありますので、そういったものの整理を、今始めている段階です。

その中で今回1点今回決めた事があります。移行期の大会方式に関してです。
26年からシーズン移行を行いますので、26年の前半部分が移行期となりますが、今まではあらゆるパターンを検討してまいりました。

0.5として捉えるのか、25年シーズンも含めて1.5として捉えるのか。あとはリーグ戦に近い形でやるのかもしくはJ1・J2・J3をミックスしたような地域別でやるのかなど、いろいろな考え方を検討してまいりました。
(移行期の大会方式については)まだ確定したものはありませんが、その中で1点、24~25シーズンを含めたポイント制について今まで検討しておりました。
1997年~1998年のJ1参入決定戦を思い出していただきたいのですが、その際に2シーズンの順位をポイント化して、J1・J2クラブに振り分けるというようなことをやっておりました。
それと似たような形で、24シーズンや25シーズンの順位をポイント化して、最終的に2~3シーズンを踏まえて昇降格を決めるようなアイデアも考えていましたが、24年シーズンの成績をポイントに入れる場合には24年の開幕前、つまり今のタイミングで決めなければいけませんでした。様々な議論をする中で、やはりポイント制は非常に分かりにくかったり、24年シーズン直前ということもあり、ポイント化は止めようという判断をしております。

移行期の大会についてどのようなものにしようか詳細な議論をしていく段階ですので決まっておりませんが、まずは24年シーズンのポイント制はやめようという判断を決めています。

今後、残された課題についてどのような体制で取り組んでいくのか、ある程度まとまった段階で説明させていただこうと思っています。

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