Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】夏休みの招待キャンペーンについて「現在のところ(募集人数)8万人に対して12万人くらいの応募があります。感染状況が難しい中でも世の中の動きとしては次に進んでいきたい人たちの思いもある中で、リーグとしてもクラブとしても少しでも前に進んでいけるような取り組みは夏休み期間中も続けていきたい(野々村チェアマン)」

7月26日、Jリーグの2022年度第7回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。

会見の冒頭、野々村チェアマンは次のように述べた。


○野々村芳和チェアマン
○野々村芳和チェアマン
「理事会ではコロナの感染状況など難しい状況の中でもJリーグとしてどうやって前に進んでいこうかという議論をしていて、目の前の成長よりも数年先の成長を含めて今日もいい議論ができたと思います。

世の中では感染者が非常に増えてきた中で、Jリーグでも7月で7試合が中止となっています。(コロナ対策は)2~3年かけてこのような状況であっても試合を開催できるのか、各クラブと努力しながら準備してきてはいるものの、とはいえ(エントリー要件の)13人揃わない状況が出てきています。各クラブとも何としても試合ができるように努力は引き続きしてくれていますが、今の状況ではある意味致し方ないのかなとあり、悩ましい問題ではあります。

とはいえ夏休みなので、今シーズンの集客の山場はGWと夏休みだろうということで、8万人規模の招待キャンペーンを行っています。それぞれの地域でカスタマイズされた地域で、それぞれの地域のJクラブの選手が出演するようなCMを流したりしながら、今キャンペーンを行っています。現在のところ8万人のキャンペーンに対して12万人くらいの応募があります。感染状況が難しい中でも世の中の動きとしては次に進んでいきたい人たちの思いも当然ながらある中で、リーグとしてもクラブとしても少しでも前に進んでいけるような取り組みは夏休み期間中も続けていきたいと思っています。

それから最近で言えば、J1リーグ戦が少し中断している中で、パリ・サンジェルマンとの親善試合が行われています。私も川崎戦を見に行きましたが、世界のトップと現状のJリーグのチームが対戦すると当然差があるだろうなという想像がある中で、実際にトップ・トップがああいう感じなんだとすごく刺激的でした。おそらく対戦した選手やいつも見ているサポーターの皆さんも似たような事を感じたんじゃないかと思いましたし、それと同時にやりようによってはもしくは数年かけてでも追い付きたいという思いを持てただけでも、すごく実り多いゲームだったと思います」

また、今回の決議された浦和レッズへの「懲罰決定について」も記者からの質問に対して、「この1~2週間(浦和の)立花社長とも会ってコミュニケーションを取っていますし、現場同士もどうやったらより良くできるか。リーグができる事とクラブがしたい事の擦り合わせをしています。Jリーグはただペナルティを課して終わりではないし、それではいけないと思うので、この数週間でコミュニケーションを取ったことを、より良いサッカー界にするために一緒に、Jリーグとしてはクラブと伴奏していこうという思いできています。1つの案件ではあったと思いますが、その後のクラブとリーグの取り組みはすごく前向きにできていると思います。ですので、そこは継続していきながら、次はもっと明るいサッカー界にできるように、クラブとリーグで取り組んでいきたい」と、今回の決定についての所感について述べた。

その他、本日Jリーグから決議事項・報告事項がリリースされています。

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