Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「Jリーグとしてはまだ明確にKPIにはしていませんが、アクチュアルプレーイングタイムをいかに平均60分に近づけていくかを徹底していく。それは現場の皆さんも考えながらやっていこうよというのはすごく大事な事なんじゃないかと思います(野々村チェアマン)」2024年10月Jリーグ理事会後の会見より(2)

2024年の入場者数の進捗状況について「(Jリーグすべての)公式戦を合わせると1,200万人を超えるような着地見込みになっています(マーケティング部・鈴木氏)」2024年10月Jリーグ理事会後の会見より(1)

また質疑応答では記者から「9月28日の広島vs町田戦での事象についてのJリーグの見解について」という質問に対して、野々村チェアマンは次のように述べた。

「これは世界のサッカー界として、いかに良いものを見てもらうか、提供していくかが最も大事な事だと思うんですよね。Jリーグとしてはまだ明確にKPIにはしていませんが、アクチュアルプレーイングタイムをいかに平均60分に近づけていくかを徹底していく。それは現場の皆さんも考えながらやっていこうよというのはすごく大事な事なんじゃないかと思います。スローイン、ゴールキック、いろいろなFKのあの間でロスになっている時間というのは90分の中で数十分あるわけです。イングランド・プレミアリーグでも平均60分にどうやっていくのかしっかりとやってきているし、例えばレフェリーサイドでもこの先アクチュアルプレーイングタイムをしっかり伸ばしていけるようなルールを考えようと実際に彼らも考えているわけです。

日本の中でもJリーグとしても、どんなサッカーをするのかはクラブの選択ではあると思いますが、その中でも見ている選手たちに継続して試合がしっかり見れているという実感を持ってもらうためにもやっぱりアクチュアルプレーイングタイムはすごく重要だと思うので、そこをどうやって伸ばしていくのか。レフェリーサイドとしてはきっとルールで縛るようなことをやるかもしれませんが、プレーをしている人たちとか現場の人たちは、より良いものを見せるようという意識をどれだけ持てるかという事をこちらからはしっかりアプローチしていきたいなと思っています」

そして、町田が誹謗中傷に対して刑事告訴を行い窓口を設置したことについても「誹謗中傷に対しては徹底してサッカー界だけでなくスポーツ界としても戦っていく事は今までと変わりない」と述べた。

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