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宇都宮徹壱ウェブマガジン

「#Jリーグマスコットぬいぐるみお茶会」とは何か 主催者の言葉から感じた「分断の時代」への処方箋

 FUJIFILM SUPER CUPが開催される28日の夜、LOFT9 Shibuyaで開催されるイベント「2025WMマスコットを語り尽くす!」。来週土曜日の本番に向けて、ベストマスコット賞のトロフィーを発注し、受賞マスコットが所属するクラブにも連絡済み。エスコート担当だけでなく、マスコットの出演についても最終調整をしているところだ(決定したらお知らせします)。

 実は残念なことに、チケットの売れ行きが昨年に比べて芳しくない(おそらくマスコット大運動会が開催されないことも影響しているのだろう)。そんなわけで、イベントのインフォメーションを貼っておく。

202528日(土)@LOFT9 Shibuya (東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 1F

OPEN 18:00 / START 19:00END 21:00予定。アディショナルタイムあり)

前売¥2,500

当日¥3,000
(両チケット共に税込・要1オーダー500円以上)

オンラインチケット¥2,000(動画配信あり)

【登壇者】

だじゅうる(マスコットブロガー)

能田達規(漫画家)

まどり(希少種浦和サポーター)

宇都宮徹壱(MC

【特別ゲスト】

村井満(日本バドミントン協会会長/Jリーグチェアマン)

 チケットはこちらから(チケットを購入されている方、拡散にご協力いただければ幸いです)。

 さて、当イベントでは、圧倒的ニータンなどの「大きなおともだち」は無料で参加可能としている。マスコットの小さいぬいぐるみを並べる「祭壇」は、第1回から用意していたが、コロナ禍が明けてからは、特大ぬいぐるみについても対応するようになった。

 そんな中、最近SNSで話題になったのが、126日に東京・世田谷で開催された「#Jリーグマスコットぬいぐるみお茶会(以下、お茶会)」というイベント。イベントの盛り上がりについては、ハッシュタグで検索してみてほしい。

 イベントを主催していたのが、FC東京サポーターのセイジョーさん。ご自身も味スタでの試合では、東京ドロンパの特大ぬいぐるみを連れてスタンド観戦している(参照)。そんなセイジョーさんは、なぜ「マスコット+ぬいぐるみ」のお茶会を開催するようになったのか? 以下、ご本人へのインタビューをお届けする。(2025129日、オンラインにて取材。TOPの写真はセイジョーさん提供)

 お茶会は昨年につづいて2回目。いずれも50人以上の方に参加していただいています。遠いところだと、福島とか山口からの参加者もいましたね。男女比は女性が若干多いくらいで、ほぼ半々。年齢でいうと、下は小学校の低学年から、上は60代くらいですね。Jリーグ観戦者の平均年齢が40代くらいですから、だいたい当てはまる感じです。

 始めたきっかけですか? 僕はFC東京のサポーターですが、けっこう他クラブのサポさんとも交流があるんですよ。ある時、大分サポのカメオさんとお茶をしたんです。僕は特大ドロンパ、向こうは圧倒的ニータンを連れていたんですが、そこで「いろんな特大ぬいぐるみとお茶ができたら楽しいね」って話になったんです。

 そのことを、ふわっとした感じでXにポストしたら、100くらいリポストがあったんです。「これはカフェじゃなくて、ちゃんとした場所を借りないと駄目だな」と思って。たまたま僕は世田谷に住んでいたので、区民が利用できる施設を押さえることにしました。Xで募集をかけたら、50人の枠が1日で埋まりましたね。

 ぬいぐるみの数は、去年が190体で、今年は354体。申し込みのタイミングで「どんなぬいぐるみを持ってくるか」を情報共有していたんです。「あれが足りない」「私、持っている!」みたいなやりとりがあって、今年は初めて全Jクラブのマスコットが揃いました。

 ちなみに去年はリヴェルン、今年はWEリーグのウイーナにも参加してもらいました。どちらも公式サイトで「お出かけ先募集」のページがあって、そこから申し込んだら来てくれました。実はリヴェルンの参加が決まったのは、参加者枠が埋まったあとだったんですよ。参加費を倍以上に値上げする必要があったんですが、誰も反対する人はいなかったです。

写真提供:まどりさん

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