宇都宮徹壱ウェブマガジン

いろいろあった2023年のマスコット界隈 2024WMマスコットを語り尽くす<1/3>

 2024年のWMはイベントが目白押し。3週間連続でリアルイベントを開催していたが、その端緒となったのが今回お届けする「2024 Jリーグマスコットを語り尽くす!」。4年ぶり4回目となるマスコットイベントは、FUJIFILM SUPER CUP前日の216日、新宿のロフトプラスワンで開催された。今週は、その模様をダイジェストでお届けする。

 今回の登壇者は、マスコットブロガーのだじゅうるさん、ラジオパーソナリティの佐々木裕華(ささゆか)さん、漫画家の能田達規さん。そして特別ゲストとして、WEリーグチェアの髙田春奈さんをお招きした。イベントは2部構成。第1部は登壇者が選んだ「2023年マスコット3大ニュース」。第2部では「ポスト総選挙でのマスコットの価値」についてのディスカッション、さらには2023WMベストマスコット賞発表が行われた。

 4年前と異なり、スーパーカップ前日での開催となったのは、単純に会場の都合によるものだった。スーパーカップ当日であれば、さらなる集客アップも、Jクラブ関係者の参加も実現したかもしれない。それでも、ご来場いただいた皆さんには十分に楽しんでいただけたと思うし、翌日にはベストマスコット賞のトロフィーをヴァンくんに手渡すこともできた(参照)。スーパーカップ前日と当日、どちらがいいかについては、次回開催の検討課題としたい。

 なお今回のイベントの写真は、WE Love女子サッカーマガジンの石井和裕さんに撮影をお願いした。あらためて御礼を申し上げたい。

マスコットブロガーだじゅうるによるマスコット3大ニュース

──登壇者の皆さん、今日はよろしくお願いします。あらためましての自己紹介と、新シーズンに向けて意気込みを簡単にお願いします。まずは、だじゅうるさんから。

だじゅうる こんばんは、だじゅうるです。10年くらい、ネットに張り付いてマスコットの情報を見続けているだけの人間なので、今日は外部の視点からひたすら喋ろうと思います。Jリーグの開幕は本当に楽しみで、今年もいろんなところに行ってみたいと思います。

能田 漫画家の能田達規です。現在『あつあつ!スタグル旅』という全国のスタグルを回る漫画を描いています。本日、最新話の神戸戦が更新されていますので、皆さんぜひチェックしてください。僕は愛媛出身で、愛媛FCのオ~レくん、伊予柑太、たま媛ちゃんをデザインしているんですけど、おかげさまで今季の愛媛は再びJ2で戦うことになりました。今年もあちこち回ろうと思いますが、ベガルタ仙台と久々に対戦できるので、仙台のアウェイも楽しみにしています。

ささゆか 「ささゆか」こと佐々木裕華です。私はずっと、このイベントの大ファンで、4年前の渋谷、それと最初に高円寺のKITEN!にも参加しています。このイベントの良さって、知識のマウンティング合戦ではなく、みんなの「大好き!」を増幅させるような感じなんですよね。配信をご覧いただいている方も含めて、皆さんの「大好き!」の気持ちを広げていきたいと思います。

──皆さん、ありがとうございます。さっそくですが、第1部では「2023年マスコット3大ニュース」をそれぞれ発表していただきたいと思います。まず、だじゅうるさんから。「場外グリーティング再開」「巨大ぬいぐるみブーム、まだまだつづく!」そして「新たなマスコットの登場もまだまだつづく!」となっています。

だじゅうる まず「場外グリーティング再開」。2023年は、これに尽きるかなと。マスコットの近くにいると、体温のようなものが感じられるんですよね。ハグなんかしたら特に。そういったものが感じられるような環境が、ようやく戻ってきました。コロナは完全に終わったわけではないですが、これまでの苦労が報われたような気分になりましたね。

──つづいて「巨大ぬいぐるみブーム」ですが、大分トリニータの圧倒的ニータンが、ここまで他クラブのマスコットに波及するとは思わなかったですね。

だじゅうる 実は2000年代にも、大きなぬいぐるみブームがあったんですね。今回のブームの特徴は、大きなぬいぐるみを外に持ち出して、一緒にスタジアム観戦していることです。冷静に考えたら、どうかしているとしか思えない(苦笑)。そうこうしているうちに、圧倒的ニータンの保護者会みたいなものもできて。

ささゆか ママ友会みたいですね(笑)。

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