宇都宮徹壱ウェブマガジン

会心のドイツ戦、開催国の敗退、そして落胆のコスタリカ戦 11月21日(月)〜27日(日)

11月21日(月)晴れ@ドーハ

 8時30分起床。新しい1週間は、取材先のドーハから。ワールドカップ開幕2日目。今日は19時キックオフのセネガルvsオランダを取材するが、その前の重要なミッションとして、ツンさんが押さえてくれたアパートメント(ツン宿)への引っ越しがある。チェックインは15時なので、それまでどう過ごすべきか。

 いろいろ考えて、まずはカリファ国際スタジアムのメディアセンターで作業することにした。2泊したホテルをチェックアウトして、フロントに大きな荷物を預け、メトロでSports Parkへ移動。2日前に利用したサブウェイで、朝食にサンドウィッチをいただく。

 今日は16時からイングランド対イランの試合があるため、すでに周囲は両サポーターたちで盛り上がっていた。メディアセンターに入ろうとすると、オープンは12時だという。それまで木陰でPC作業をして待機していたが、この試合に申請していた記者しか入れないことが判明。仕方がないので、再びホテルに戻ることにする。

 荷物をピックアップして、アパートメントへ移動。同じメトロの路線のAl Saadが最寄り駅だが、そこから20分以上を歩いた上、Google マップでもわかりにくい場所だったので、あちこち道を尋ねながらようやく辿り着く。すでに同宿の同業者、清水英斗さんが引っ越し済み。最終的に6人が同宿となるが、十分に広さが確保されているのでありがたい。

 飲み物の買い出しをして、キッチンツールや食器などを確認。電子レンジやガスや冷蔵庫も完備されていたので、自炊するには十分すぎる設備。Wi-Fiの接続も快適だったので、滞在中は快適な作業を続けることができそうだ。

 15時30分に出発。近所のマクドナルドで遅いランチをいただき、メトロでメディアセンターのあるQNCC(カタール・ナショナル・コンベンションセンター)に移動。ここからメディアバスに乗車して、今日の取材会場であるアル・トゥマーマ・スタジアムへ。たまたま同じバスに、中国人の同業者、応虹霞さんが乗車していたので、再会を喜びあった。

 この日の取材についてはこちらに書いたとおり。オランダをここまで苦戦させたセネガルが、カタールに敗れるとは考えにくい。開催国が早々に2敗した場合、この大会はどれだけ盛り上がるのか非常に心配だ。

 試合後、すぐにメディアバスでQNCCに戻り、メトロでAl Saadに戻ってから徒歩でアパートメントに23時に戻る。夕食はきのこご飯と味噌汁をキムチと共に。ここから原稿に集中。ひとりでホテルにこもるよりも、周囲に人がいるほうが思いのほか仕事が捗る。締め切り前直前の午前3時50分に入稿。そのまま就寝。

謎のコスタリカ? 9月に対戦した韓国の記者は見た「基本、守備ラインはめっちゃ低いです」

お隣からのありがたい情報。

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