宇都宮徹壱ウェブマガジン

令和の大学生から見た「就職先としてのJクラブ」 FC町田ゼルビアのインターン生に訊く<2/2>

令和の大学生から見た「就職先としてのJクラブ」 FC町田セルビアのインターン生に訊く<1/2>

 

<2/2>目次

*「Jクラブに就職したい!」に親からの反応は?

*「安定した職」に背を向けて思い描く10年後

*20代の若者にとってJリーグは魅力的なのか

Jクラブに就職したい!」に親からの反応は?

──ここまでの皆さんのお話から浮き彫りになったのが、FC町田ゼルビアというクラブは、インターン生にかなりの裁量権を与えているということでした。任されるということは、やりがいを感じる一方でプレッシャーもあるかと思うのですが、その点はいかがでしょうか?

篠崎 ゼルビアというクラブのために、何にでもチャレンジができる環境というのは、本当にありがたいですよね。感謝の気持ちしかないです。

神戸 それと社員さんたちからも「これ、どう思う?」と聞いてくださることがけっこう多いんですよ。こちらの意見を受け入れていただくこともけっこうあると思います。

眞道 私自身は「やってみない?」と言われる時って、けっこうプレッシャーを感じることのほうが多くて、上手くいかなかった時には申し訳ない気持ちになります。それでも社員さんに報告すると、きちんとフィードバックしていただけるのは、すごくありがたいですね。それとインターン生はSlackで日報を出すことになっているんですけど、他の人の日報を読んで学びになることも多いです。きちんと言語化されている日報は、とても参考になります。

──それだけクラブ側がインターン生に期待していて、実際に新卒採用しているというのは興味深い傾向だと思います。皆さんもご存じかと思いますが、これまでJクラブというのはずっと中途採用がメインでした。加えて学生の就職先として考えた場合、週末は休めないし、給料だってそれほど高いわけではない。皆さんも、いろいろ情報を集めていたと思うんですが、正直なところ、リアルな「就職先としてのJクラブ」って、どのように捉えていたんでしょうか?

篠崎 僕自身は正直、ネガティブに捉えたことは一度もないですね。サッカーが大好きということもあるんですが、自分がやりたいと思っていることが実現できる環境がある、というのがJクラブに対する認識です。しかも中途採用のほうが多い中で、新卒として働けるチャンスをいただけたことは、自分にとって光栄なことですので、頑張りたいという思いしかないです。

神戸 私も篠崎くんと近いところがあって、自分の好きな事を仕事にしたいっていう思いが強くありました。それはエンタメ業界やイベント業界も同じだったんですが、自分自身はもともとプレーヤーとしてサッカーにも関わっていた時代があったんですよ。ですので、最終的には大好きなサッカーに関わることができて良かったと思っています。

眞道 私もサッカーが好きだから、この職に就きたいという考えがまずありました。もちろん条件面というのも大事ですけど、まずはやりたい仕事というのが先にありましたね。それと採用してくださったクラブの方が、この仕事の魅力について語っていただいたことも個人的には嬉しくて、私の中で迷いはなかったです。

──皆さんの中で、ご両親から反対、もしくはいい顔をされなかった人はいます? あ、眞道さんが挙手しましたね。

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