【ニュース】シーズン移行の検討状況について「シーズン移行で実現すべき事について再整理を行っているという観点と、シーズン移行するのであればどんな懸念があるのか5点について現状の解決策や進捗を報告させていただきました(Jリーグ・樋口氏)」
JFLや地域リーグについてですが、繰り返しになりますが、JFLについてはJリーグがシーズン移行を決めた後に決議することになります。基本的にJリーグと一緒にシーズン移行することを念頭にご検討いただいています。
一方で地域リーグにおいては、例えば北海道や東北エリアではJリーグのチーム以上に試合ができない期間が長いと思いますので、JFLとの昇降格の繋がりに支障が出ない範囲でそれぞれの地域で適正な試合日程を組むことがいいのではないかという意見交換を行っていると伺っております。それぞれの地域でどういったスケジュールがいいのか組んでいただいて、地域チャンピオンズリーグや全社をどこでやるとか、細部の検討を進めていただいております。
大学・高校からの新卒の選手については、契約はいつでも自由にできる事が大原則になりますが、一方で基本的にはここで加入させるという事を1つ決めさせていただいております。原則としては今までは開幕前のタイミングの冬に加入していましたが、、シーズン移行した場合はシーズン中の冬に加入する事が原則となります。
また特別指定制度もありますし、今後は大学連盟や高体連の皆様と議論させていただきますが、特別な選手については違う制度設計することもあると思いますが、まずは原則としては1~2月に加入していただく事にしていきたいと思っています。また、保有枠や契約ルールについては、A・B・C契約についても抜本的に変えていこうとなっていますので、2~3年後にどういうルールになっているかまだわかりません。もし何かのルールがあるとすれば、期中に新人選手が何名か入ることは特別枠として入ることも設計する必要があると明記しております。
移行期の大会については、まだまだ議論が必要だという状況で、クラブとも意見交換がかなり行われている状況です。ここは今後の実行委員会でも多くの時間をかけて議論する事になると思います。
最速で26-27年に設定していますので、移行期が25年と26年の前半になります。1.5シーズンか0.5と考える2パターンを考えています。リーグ戦でやっていくのか特別大会としてやるのか、昇降格ありがいいのかどうかなどについて、選手の観点、ファン・サポーターの観点、ステークホルダーの観点、クラブ経営観点など本当にバラバラになってきますので、いくつかの案をクラブ側には出していますが、他に案がないのかという観点も含めて意見交換をおこなっています。
ちなみにまた0.5のシーズンとした場合には、開幕を2月下旬とした場合には5月末に終わらせる事になるので実質的には3か月しかありません。そうした場合にACLやインターナショナルウインドーも含めると19試合するとしてもギリギリ入らないんじゃないかというカレンダーになるので、そういった事も含めて会方式を考える必要があると思います。