Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】JリーグとNPB合同の新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。「(NPBとJリーグは)一般社会と比べても発生率はかなり低く抑えられている(賀来座長)」「シーズンオフにワクチン接種していただくことが重要であると強調させていただきました(三鴨氏)」

11月14日(月)、JリーグとNPB合同の「第67回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。

会見には感染症専門家の賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)、三鴨廣繁 氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)、舘田一博 氏(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)とNPB(日本プロ野球組織)斉藤惇コミッショナー、野々村芳和Jリーグ チェアマンが出席した。※都合により舘田一博氏は会見を欠席。

会見での出席者のコメントをお届けしています。

野々村芳和
〇野々村芳和Jリーグ チェアマン
前回お伝えした通り、定期的な会議は今日を含めてあと2回で終了ということで、今日もいろいろなアドバイスをいただきました。
JリーグはJ1・J2リーグの全日程が終わり、残すは今週末のJ3の9試合のみとなりました。昨日J1の最後の座をかけて試合が行われたわけですが、シーズン当初とは全く違った素晴らしい空気の中でいいゲームを見せてくれたと思います。その背景には、専門家の皆様にいろいろなサポートをいただき、この2年と数か月で積み上げてきた事を上手くピッチ上で出せたかなと思います。先日、J1のJリーグアウォーズがありましたが、その中で専門家チームの皆様に感謝を伝えるとともに、チームのメディカルスタッフや地域の医療関係者に感謝をお伝えするというようなことで表彰をさせていただきました。改めて3年近く素晴らしいサポートをいただいて、これからもいろいろなサポートをいただくと思いますが、1つの区切りとして感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
今日の会議ですが、プロ野球もサッカーもシーズンオフになって、シーズンオフをどう過ごすべきかについてアドバイスを伺いました」

斉藤惇

〇斉藤惇コミッショナー
「プロ野球はほとんどのチームが秋季キャンプに入っている状況です。先週はサムライジャパンの選手たちが、北海道へ行ってオーストラリアの選手と試合を行いました。おかげ様でこのところは家族から移ったとかいうような状況で、落ち着いているので多くの罹患者は出ておらず、大変ありがたく思っております。
今日も先生方からいくつか示唆に富むアドバイスをいただきました。
特に来年に向かう準備に入るわけですが、この2年10か月、これでウイズコロナとしてどうしたらいいのか、みんながかなり体験して学んだという事で、ワクチンとマスクがやはり基本的なことであると。これはしっかりと今後もお願いしていこうと思います。特にワクチンですね、この1年半で選手ともやりとりがありまして先生方にもアドバイスをいただきましたが、ぜひこのシーズンオフを利用して、少なくとも3回目以上のワクチンを打ってもらいたいなと。と申しますのも、新しい変異株のBQ.1とBQ1.1という新しいウイルスが特にアメリカで拡大してきています。そういう意味でも、選手たちにはワクチンをしっかり打ってもらうような対応をしていこうと思っています」

賀来満夫
〇賀来満夫 座長
「まず、先日Jリーグ様から表彰をいただきました。専門家チームを代表して御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

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