すべてにおいて2024年はリヴェルンの年だった 2025WMマスコットイベント第2部より<3/3>
■最近は「お忍び姿」で埼スタの北ゴール裏に出没
──妃殿下と関連して、これは雑談レベルで聞いた話なんですけれど、村井さんから「宇都宮さんはニコン派? キヤノン派?」って聞かれたことがあったんですよ。私はニコン派なんですが、村井さんはニコンからキヤノンに変えたんですよね。この時の会話、覚えています?
村井 覚えていますよ。キヤノンに変えた理由は、妃殿下のカメラがニコンだったから。同じものを僕が使っていたら、失礼で不敬だと思ったんです。
──それを聞いて、すごく村井さんらしいなと思いました(笑)。もっとも村井さんと妃殿下が、とても近しいご関係であるようなエピソードは、たびたび耳目にしてきてきましたが。
村井 そういえばコロナ禍の時に、ある試合で「村井さん、あの8番は何ていう選手なの?」って聞かれたんですね。ちょうどマスクをしていたので「すみません、メガネが曇っていて見えません」って正直に答えたんです。そうしたら、次の日ですよ。宮内庁からメガネの曇り止め3点セットが送られてきました。「チェアマンがメガネを曇らせて、選手の顔が見えないようでは困ります」というメッセージが添えられていましたね。
──それもすごい話ですね! 今日、会場に来ていただいた皆さんも、とても得した気分になったと思います。というわけで以上、村井さんに「チェアマン時代のマスコットの思い出」について語っていただきました。登壇者の皆さん、村井さんに何か質問やコメントはありますか?
だじゅうる 鳥の会に関して、僕が一番感動したのは、ギランをちゃんと会鳥として扱ったことですよ。こういう場合、J1の大きなクラブを中心に据えるのが普通なんだけど、言い出した本人を真ん中に据えたというのが、これまで見たことない展開だなっていう。正直なところ、本人の与太話から始まっているじゃないですか。それを最後まで、責任を全うさせたのはすごいなと。感動しました!
村井 もともとクラブとしても、曽根干潟のゴミ拾いの活動を地道にやっていましたよね。ギランくんも、素晴らしいリーダーだと思います。
だじゅうる 本人に伝えたいですね。
能田 質問というわけではないですが、宇都宮さんが書かれた『異端のチェアマン』を読んで、村井さんのリーダーシップが素晴らしいなと思って。コロナ禍で未来がまったく見えない時も、リーダーシップを発揮されたことでJリーグが守られたという話には、すごく感動しました。皆さん、ぜひ買って読んでください!
村井 能田先生、ありがとうございます。
──まどりさん、同じ浦和サポとして何かありますか?
まどり おこがましすぎます! そういえばさっき、楽屋でお話を伺ったんですけど、最近はサングラスにマスク着用で、埼スタの北ゴール裏で観戦されているそうですね?
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