アジアカップでの伊東純也に感じた「ある変化」 ミルアカのデータマンが語る新たな挑戦<2/3>
■膨大なデータを要約するためのテキストコンテンツ
──今年2月、タグマ!で「フットボールゼミ」をスタートさせたわけですが、情報量ということでいえばテキストよりも動画のほうが圧倒的にあるわけじゃないですか。そんな中、テキストのコンテンツを出すのは、タグマ!側からオファーがあったからでしょうか?
佐藤 そうです。タグマ!の村田要さんから、ありがたいお話をいただいて、そこからトントン拍子という感じでした。打ち合わせの時、要さんは可愛らしいケーキを食べていました(笑)。
──今日はその要さんも同席しているので、タグマ!としてどういう狙いがあったのか、ぜひ伺いたいと思います。
村田 ミルアカさんの動画は、ずっと拝見していたんですけれど、基本的に自分が興味のあるクラブを見るだけだったんですね。何しろ毎日アップされていて、情報量も多いですから、とても追いつけないんですよ。
──テキストのコンテンツだったら、動画の内容を要約できるというのが狙いだったと?
村田 そう、そこがテキストの強みですよ。たとえば10分の動画の内容が、テキストだと2分くらいで読めてしまう。膨大なデータがある中で、それらを要約するようなコンテンツがあれば、きっと需要があると思ったんです。
──なるほど。タグマ!はサッカーパックを通じて、さまざまなクラブのファン・サポーターを抱えています。そうした中で、ミルアカのテキスト版ができるというのは、タグマ!の会員にとってもメリットはありますよね。佐藤さんイコール動画のイメージが強いですが、テキストについてもまったく問題ない?
佐藤 問題ないですね。もともと僕は予備校の先生をやっていて、東大や京大クラスの小論文テストの添削もやっていましたから。それに僕、根っから動画の人間というわけではないんです。むしろマーさんがいたから、というのが大きいんですよね。
マーさんってしゃべりの人なので、音からのほうが入りやすいんですよ。逆に文字を読み続けるのは、あまり得意ではない。それは予備校時代の学生にも言えることで、音から入りやすい人と文字から入りやすい人というのがいるんです。ですからミルアカは、音と図解という形で始まって今に至っているんですが、僕の中ではずっとテキストへの欲求はあったんです。
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