宇都宮徹壱ウェブマガジン

充実半分、残り半分は使命感と惰性だった20年 初めて「フリーランス」で臨んだ代表戦に寄せて

 本題に入る前に、まずは御礼から。

 先週22日に東京・高円寺のスポーツ居酒屋KITEN!で開催されたイベント『課題山積のJFLを「喝!性化」【3223人の論客が高円寺KITEN!で激論90分!』には、多くのJFLファンにご参加いただいた。当日、ご来場いただいた皆さん、そしてWBC決勝とのダブルヘッダーにもかかわらず、かようなマニアックなイベントを受け入れてくれた、店長のふくやんさんに感謝したい。

 それから私と一緒に出演いただいた、ロック総統とオットナー参謀長、そしてMCをご担当いただいた井上マーさんにも感謝! このメンバーが一堂に会することができて、最も得した気分になったのは、おそらく私だろう。思えばコロナ禍以前は、隔月でWMと連動したイベントを開催してきた。さすがにそのペースはしんどいが、今後は3カ月に一度のペースで、リアルイベントを開催したいと思う。日程と内容が決まったら、あらためて告知させていただく。

 ここから本題。324日と28日、2023年最初の日本代表戦が行われた。このうち私は、24日に東京・国立競技場で開催されたウルグアイ戦を取材。今回はこちらのコラムには触れなかった、個人的な裏話を記すことにしたい。

 今回の代表戦は、私にとって密かな緊張感を伴う取材となった。というのも「フリーランス」として申請・取材する、初めての代表戦だったからだ。Jリーグの取材では「登録フリーランス」という身分の私だが、JFAが管轄する試合(代表戦や天皇杯など)について、これまでずっと所属は「スポーツナビ」。2002年から昨年まで、20年間にわたる私の代表戦取材は、一貫して「スポーツナビ」という立場だったのである。

 なぜ、こうした「ねじれ状態」になってしまったのか。この区切りの機会に、あらためてWM会員の皆さんに共有することにしたい。

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