宇都宮徹壱ウェブマガジン

身近な感染者、シンディーFC出演、そして内輪の花見 3月16日(月)~22日(日)

3月16日(月)晴れ@東京

 6時45分起床。新しい1週間は東京のある自宅から。久々に仕事がらみの嫌な夢を見る。今はまだ仕事が途切れていないが、世界中のスポーツ界がストップする状況が今後も続くと、どうなるかはわからない。目前の仕事でベストを尽くしつつ、戦略の練り直しをする必要がありそうだ。

 朝食後、カミさんを送り出してから、まずは先週の日記のまとめ。そして今週アップする、マスコットイベントの原稿を完成させて、登壇者の皆さんにチェックをお願いする。それにしても今からほんの1カ月前は、こんな事態になるとは夢にも思わなかった。純粋にマスコットを愛でる日々は、いつになったら戻ってくるのだろう。

 11時30分にいったん外出。買い物と昼食を済ませて、12時30分から鹿島アントラーズの小泉文明社長の原稿に向き合う。こちらの原稿も明日の午前中が締め切りなので、それまでに可能な限りブラッシュアップしておきたい。

 15時30分、YFFF(ヨコハマ・フットボール映画祭)の審査会に参加。当初はJFAハウスを借りて行われる予定だったが、ZOOMによるネット会議となった。司会は福島成人さん。審査委員は私のほかに、東京ヴェルディの小池純輝選手、電動車いすサッカーの永岡真理選手、女優の堀春菜さん、そしてJリーグの村井満チェアマンという錚々たる顔ぶれ。

 審査会では、今回上映された9作品それぞれの感想や評価を開陳し、最優秀賞をはじめ各賞を選定するというもの。それにしても、コロナ対策で多忙を極める中、こうした場にもきちんと時間を作っていただいた村井さんには、心から感謝を申し上げたい。審査会の結果は、近々発表される予定だ。

 その後は夕食の仕込み。今日は牛すじカレーにチャレンジすることにする。牛すじはちょっとやっかいな食材で、下洗いとアク取りにかなり手間と時間がかかる。わが家には圧力鍋がないので、2時間かけて煮込むことになった。とはいえ、執筆ばかりの生活が続いていたので、いい気分転換になったのも事実である。

 その後も執筆を続けて、20時30分に帰宅したカミさんと夕食。初めてチャレンジした牛すじカレー、カミさんは喜んで食べてくれた。夜のニュースでは、欧州各国が次々と国境閉鎖をしていることを報じた。これは、EUの存在意義を揺がしかねない状況と言えよう。終息後のヨーロッパは、どうなっているのだろうか。23時就寝。

「海に撒いて、あなたは自由になって」 散骨・自然葬を選ぶ人たち

17世紀イタリアに衝撃を与えた型破りな女流画家、暴力的な画風の背景

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