宇都宮徹壱ウェブマガジン

ガンバ新スタは「すっぴん美人」? ガンバTVに出演してみた(宇都宮徹壱)

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(c)Tete_Utsunomiya[以下すべて同じ]

9月13日に毎日放送で『ガンバTV』に出演してきた。収録があったのは9月4日。ワールドカップ・アジア2次予選の対カンボジア戦翌日であり、イランに出発する前日でもあったので、出演依頼をいただいた時は「どうしようかな」と思ってしまった。だが、来年オープンするガンバ大阪の新スタジアム『吹田市立スタジアム』で収録が行われるということを知り、何とかスケジュールを調整してこのありがたいオファーを受けることにした。

今回の私の役どころは、海外のユニークなスタジアムを紹介する、というもの。時間にして10分くらいの間に、イングランドのエミレーツ・スタジアム、スイスのスタッド・ドゥ・スイス、そしてインドのソルトレイク・スタジアムについて解説した(なぜソルトレイクが入っていたかというと、「貧しい人々が棲みついている」ということに番組スタッフが食いついてきたからだ。関西のTV番組にこうした要素は不可欠らしい)。

なにぶん関西方面のみの放映だったので、ご覧になれなかった方も少なくないと思う(かくいう私も未見)。そんなわけで本稿では、当日の収録の裏話と個人的に感じた新スタジアムの魅力について紹介することにしたい。

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こちらが撮影現場風景(つまりTV画面の裏側)である。建設中の建物での撮影ということで、出演者以外は全員ヘルメットを着用している。驚いたのは撮影中のカメラの数。なんと6台が回っていた。私もかつてTV業界にいた人間だが、サッカー情報番組のロケではちょっと考えられない数である。この回が1時間の特番だったことに加え、協賛が日本スポーツ振興センターであることも理由のひとつなのであろう。

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この日の出演者であるMCの「たむけん」ことたむらけんじさん、ゲストの遠藤保仁選手、そして前園真聖さんが登場。新スタジアムのすごさに驚いてもらうために、3人はスタッフに手を引かれながら目隠しの状態で収録現場にやって来た。いかにも関西の番組らしい演出だが、目隠しでの歩行に遠藤選手はかなり戸惑っていた様子。正直、クラブ側はよく許可したものだと思う。

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