宇都宮徹壱ウェブマガジン

晩秋の岩手で繰り広げられた5日間の熱戦! 第51回全国社会人サッカー選手権大会レポート

今号では、10月17日から21日まで岩手県で開催された第51回全国社会人サッカー選手権大会レポート(以下、全社)の模様をフォトギャラリー形式でお伝えする。地域決勝の直前に行われる全社は、各地域のチャンピオンたちの仕上がり具合と最近のトレンドを俯瞰するという意味で、とても貴重な機会となっている。今大会は大会2日目から現地入りしたが、私自身、非常に収穫の多い取材となった。さっそく皆さんを全社の会場にご案内することにしたい。

【10月18日=大会2日目】

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17日の22時に東京駅発の夜行バスに乗り、翌朝6時30分に盛岡駅に到着。気温は11度でやや肌寒い。すっかり晩秋の風景となったここ岩手で、今年の全社は開催される。立ち食いそば屋で空腹を満たし、今日から投宿するホテルに荷物を預ける。

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今日の取材会場は遠野。列車の出発時間まで時間があるので、ロビーに置いてあった地元紙をチェックすると、ちゃんと全社の記事が載っていたので安心した。ふと、となりのソファーで関全社のことを語っている関西弁の若者たちの存在に気づく。よく見たらバンディオンセ加古川の選手たちだった。

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盛岡駅から釜石行きの快速はまゆりに乗って、およそ1時間半で遠野駅に到着。遠野といえば河童や座敷わらしなどの遠野民話で有名である。駅前で唯一営業している食堂では、店主がカッパの着ぐるみ姿で接客する、摩訶不思議なサービスを展開していた。

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