【きち旅】オランダのアヤックスアレーナで初取材。ユトレヒトで小学校の日本人先生と対面。ボルシアMGで友人と試合観戦
▼ 取材日記 11月9日~11日
少しアップのタイミングを逸した感はあったが、とはいえせっかく行ってきたのだからと解釈しての今更投稿。11月に取材でオランダとベルギーを回った時の取材日記。
晩秋のオランダは真夏のオランダとは全く違う顔がそこにあった。アムステルダムの観光客は相変わらず多いが、人酔いするほど多くはない。夏は人の多さに加え、騒がしい音の数々に三半規管がグラングランとしたことを思い出す。
メインストリートを外れて紅葉過程の並木道を歩いていると心がとっても落ち着いてくる。街を行く人はだれもが穏やかな表情で、ゆとりを感じさせられる。
「心を整えよう」と、かの長谷部誠が名著を世に送っているが、「心を整えよう」ということは、心が整わないことが起こりうるから出てくるわけだ。
同じように、「心にゆとりを持とう」という言葉も、心にゆとりがなくなることが起こりうるからなのだ。
いろんなところで余白の大切さ、伸びしろを持つことの意義を語っても、僕にだって生活はあるし、うまくいくこともうまくいかないことだってある。感情を持った人間として、どこかでイライラだってするし、どん底に落ち込んでしまうことだってある。
感情をコントロールしきるなんてできるものではないかもしれないけど、でも社会に出て責任感を持って生きる一人の人間として、感情をコントロールできる状況に自分の心をおけるような所作や周囲との距離感、心の休ませ方や活力のあげ方を考えていたいものだ。
いま大阪伊丹空港のラウンジでこの文章を書いている。出雲空港行きの飛行機が40分遅れ。おかげでというとあれだけど、少し自分と向き合う時間ができたのはありがたかった。コーヒーを飲んで、穏やかな音楽を聴いて、自分の心と語り合う。
日本滞在はあと9日間。各地での講習会、講演会、サッカークリニックがここから続く。
頭も心もビジネスモード。そんな時だからこそ、11月のオランダとベルギーの風景があの時の僕の心持を思い返させてくれる。
生きるって素敵なことなんだって。
素敵に生きるって誰にでもできるはずなんだって。
いつだってのびやかな気持ちでいよう。
可能性の扉へのカギを握っているのは、他の誰でもない僕自身なのだから。
僕はどこにだって行ける。

夜行列車での移動だったけど、さわやかな朝に元気いっぱい
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