中野吉之伴フッスバルラボ

【ゆきラボ】脱プラスチック、ゴミ削減が進む一方で、ドイツで普及しない意外なもの

こんにちは!前々回のゆきラボでは、フライブルクのゴミ問題についてお伝えしました。

【ゆきラボ】ゴミ箱があっても散らかる街、ゴミ箱がないのにきれいな街

その後、フライブルク市ではゴミの不法投棄について罰金を科す条例が可決されました。タバコの吸い殻やゴミのポイ捨て、ペットのフンの不始末には100ユーロ、ガラス瓶のポイ捨てには200ユーロの罰金が科されます。道端に捨てられたゴミはどれも嫌なものですが、中でもガラス瓶は割れるので本当に危ないですよね。ガラス片のせいで何度か自転車をパンクさせたことのある私としては、罰金が多少なりとも抑止力になることを期待します。

きちんと分別してゴミ箱に捨てる、公共の場所を散らかさないというのは最低限のマナーですが、ゴミの排出量がそもそも多い、という問題もあります。コロナ以前のフライブルクでは、ゴミの分別とリサイクルを進めることで、リサイクルできない可燃ゴミの量を少しずつ削減することに成功していました。

が、2020年春以降は、使い捨てマスク、コロナ検査キット、清掃や消毒に使われたウェットティッシュやペーパータオル、不織布でできた防護服、食品をテイクアウトするための容器……などなど、感染防止として止むを得ないことだったとはいえ、桁違いの量のゴミが出てしまいました。
ロックダウン下でできた時間を使って断捨離に励んだ人も多かったので、不要になった衣類や家具、古い食器や家電なども大量のゴミとして排出されました。

2022年の今、もう一度目標を立て直し、ゴミを減らすこと、特に使い捨てプラスチックの使用量を減らすこと、再生可能な素材や自然に分解される素材に置き換えられるものは積極的に置き換えていこうとする取り組みが進んでいます。前置きが長くなりましたが、今回のゆきラボではそんなドイツで使われている日用品をご紹介しようと思います。

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