中野吉之伴フッスバルラボ

【ゆきラボ】ゴミ箱があっても散らかる街、ゴミ箱がないのにきれいな街

こんにちは!ゆきラボです。まずは先週のご報告から。

【ゆきラボ】保護者会、役員が決まらなくて大変なのは日本もドイツも一緒

10月中旬にオンラインで開催された次男クラス(6年生)保護者会で、役員が決まらず、延長戦として対面でもう1回保護者会が開催されることになった……というお話を先週書きました。対面でもなかなか決まらなかったらどうなるんだろう、と不安しかなかったのですが、結果、前年度の役員が「役員の仕事はそれなりに大変→2人では荷が重い→それなら4人に増やしてはどうか」というかなり納得度の高い解決策を出してくれました。単純計算で役員1人当たりの負担が半分になることで「それならやってもいい」という人がすんなり現れ、想像していたよりもずっと短時間で終わりました。

くじ引きとか、じゃんけんとか、一方的に誰かが誰かを推薦するとか、役員ができない理由を1人ずつ言わされるとか、そんなSNSでときおり流れてくる罰ゲームのような決着にならなくて、本当によかったと胸をなでおろしています。

イメージ https://www.ac-illust.com/

一方で、役員決め以外にも、オンライン保護者会では出てこなかったような話が次から次へと出てきました。保護者からは「マイクもカメラも切って、先生がオンラインで授業みたいに一方的に色々なことを話して、『さて、それではご意見やご質問はありますか?』と言われても、挙手ボタンを押してマイクとカメラをオンにして話すところまでのハードルが高くてなかなか発言できないというコメントもあり、日頃オンラインミーティングに出る機会がちょこちょこある私としても考えさせられるところがありました。

オンラインでは言えなかったが対面では言える話の数々というのも、それはそれでまた胃の痛くなるような、でもとても考えさせられる大事な話がいくつもあったので、また別の機会に子育てエピソードの1つとしてご紹介できればと思っています。ぐったりと疲れましたが、出席してよかったと思えた会でした。

さて、話は全く変わって、こちらフライブルク大学前の広場に突然出現したゴミの山です。ギュギュっと圧縮してブロック状に固められたその量は5トン。実はこれ、フライブルクの路上や公園などの公共スペースで1日に投棄されたゴミを回収したものなんだそうです。現在、フライブルクの清掃局がaugenauf!freiburgというキャンペーンを展開しており、このゴミブロックの展示はその一環。写真を撮るために近づくと、ゴミの匂いが漂ってきます。

(残り 2449文字/全文: 3527文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ