Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】監督会議出たシーズン移行についての意見について。夏場のクオリティが下がっている事に危機感を持っている点、ヨーロッパとウインドーを合わせる事で、移籍に関するメリットがあるという意見が多数。一方でウインターブライクが長く逆にサッカーできる期間を長く取った方がいいのではという意見も。

8月29日、Jリーグの理事会が行われ、理事会後にシーズン移行の検討状況に関するメディアブリーフィングが行われた。
今回はJリーグ・樋口フットボール本部長が説明を行った。

※これまでに話した事や内容が重複している部分については割愛しています。

○Jリーグ・樋口フットボール本部長
先週の実行委員会と本日の理事会で、シーズン移行に関する議題を扱っています。
議論の中では、分科会が一旦終わり議論の軸がシーズン移行よりもそもそもJリーグや日本サッカーがどういう方向を目指していくのかに時間を使っていますので、資料のタイトルも少し変更させていただいております。

分科会と本日の議論とは別で、監督会議を開催しています。
今回、8月のタイミングで合計4回に分けてそれぞれ1時間ずつ、全クラブの監督がご参加いただけるようなオンラインでの会議を実施しました。結果的にご都合が合わなかった方もいらっしゃいましたが、60クラブ中57クラブの監督にご参加いただきました。時間が限られた中で各回1時間しかありませんでしたが、当然これまでにも各クラブから監督へのインプットはあったとは思いますが、冒頭15分くらいで私や事務局の窪田から説明をさせていただき、その後45分程度監督との意見交換やコメントをいただきました。

前提条件として、経営面などクラブとしての意見ではなくて、あくまでもフットボールの価値を高めるための監督個人としての意見をいただいております。クラブ名や氏名の記載無しに忌憚のない意見をいただいておりますのでそれを公開しています。何か取りまとめた方が良いかなと思いましたが取りまとめる事で情報がゆがむこともあると思い、長くなりますが発言された全てを記載しています。

とはいえ、少し取りまとめさせていただくと、発言していただいた33名分いただいていますが、多くの方が夏場のクオリティが下がっている事に危機感を持っている点、それからヨーロッパとウインドーを合わせる事で、移籍に関するメリットがあるのではないかというご意見を多数の方からいただきました。

一方で、シーズン移行した場合の案を見ると、ウインターブライクがこれだけ長いと逆にサッカーできる期間を長く取った方がいいのではというようなご意見もいくつかありました。具体的にはご発言いただいた33名の監督のコメントをご覧いただければと思います。

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