Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】ガイドライン改定について。「コロナ前の形にどう戻していけるのか。5月7日がダメで(新型コロナが5類となる)8日からOKというそんな簡単な問題ではない。いろいろな事に慣れていくような環境をどう作っていくのかというスタンスで、Jリーグとしては考えたい(野々村チェアマン)」

1月31日、Jリーグの2023年度第1回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。

昨日発表された「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを改定」では、1月27日付で発表された政府方針を即時適用し、スタジアムの来場可能数の上限100%での声出し応援が可能となった点が反映され、2月11日に行われるFUJIFILM SUPER CUP 2023でも適応される。
この件について、野々村チェアマンは次のように述べた。

写真:1月25日撮影(Jリーグ30周年イベント発表会より)

「声出し応援に関しては、コロナ前の形にどう戻していけるのか。サッカーで言えば熱量のあるスタジアムを取り戻さないといけないという思いでいろいろなエビデンスを積み上げてきましたし、フットボールを強化するという側面からも、多くのサポーターの熱量がある場所で選手達にプレーしてもらう事が一番の近道だと思っているので、早く元の形に戻せるようにしたい。かなり前に進んだと思いますが、5月8日が一つのポイントにきっとなると思います。

それに向けていろいろな事に慣れていくような環境をどう作っていくのかというスタンスでJリーグとしては考えたいなと思っています。5月7日がダメで(新型コロナが5類となる)5月8日からOKというそんな簡単な問題ではないので、いろいろな事に慣れないといけないと思います。運営する側としても生活を含めて見ていらっしゃる方々も、こんな事も起こるんだという事も起こるだろうというスタンスで、その後上手く社会が回っていける一助になれればいいなと思いながら、サッカーを作っていきたいと思っています」

また今回のガイドライン改定についてJリーグ窪田氏は「できるだけ前向きな表現にしたいという思いで作りました。政府のガイドラインも変わっていますので、それに対して同じことを言うにしても『マスクを着用してください』なのか『必要な時にマスクをするために持ってきてください』と言うのでは伝わり方が違うんじゃないかということも含めてガイドランに落とし込みました。ガイドラインをお読みいただいて、100%で収容できてマスクをしていれば全員が声を出せますよという状況です。
一方で、応援というよりは一次的な声出し-例えばゴールの時に喜ぶ時でも-マスクをしてくださいねというのが今の政府のガイドラインです。そうではない時、例えば距離が取れているかとか、それぞれの環境も違うと思いますので、たくさん入っているスタジアムと余裕のあるスタジアムではマスクの着用すべきかどうかは(各々が)判断ができると思います。それは市中と同じだと思っていただいて、個別に判断できるようなニュアンスをガイドラインに落とし込んだつもりです。少しずつ前向きに進めるようはしたいと思っています」と改定の意図について説明した。

その他、本日Jリーグから決議事項・報告事項がリリースされています。

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