FIFAワールドカップトーナメント主審、イングランドプレミアリーグ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)審判から学んだこと【山本雄大レフェリーブリーフィング取材記①】
6月19日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年第三回目となる『レフェリーブリーフィング』を高円宮記念JFA夢フィールドにて開催した。Jリーグで物議を醸した事象については各誌が報じているので、FBRJでは先にPR(JFAと契約するプロ審判)キャンプ後の囲み取材の模様から更新したい。
――(PRキャンプでは)雄大、雄大って言われて。
「可愛がりですね(笑)」
――研修の中ではレフェリングが良かった例でピックアップされていました。
「開幕前に佐藤(隆治:JFA審判Jリーグ統括マネジャー)さん中心に求められている事を皆で一生懸命に取り組みました。それが今回は巧く行っただけで、もちろん巧くいかない事も出てきてしまいます。
月に一回はJFA夢フィールドでPRキャンプをやらせて頂いて、隔週はオンラインや対面で(判定等の)ディスカッションをしていく中で、巧くいかない事の方が多いのですが、巧くいった事含めて(事象を)皆でシェアをする良いチームワークは出来ていると思います。」
――昔の山本さんを見ていると気弱に見える部分もあったのですが、最近は強気でレフェリングされているかなと。
「強気…う~ん、分からないです。気持ちの部分はどうなのかな。シーズンが終わってから振り返った方が良いのかなと。(巧くいっている部分)は継続して、シーズン終わった時に良かったと皆で思えるようなシーズンにしたいと思います。」
――強面に変わってきたんじゃないですか?
「えぇ(笑)今までいっぱい失敗して、仲間に励まして貰って、助けて貰ってやってきました。今まで先輩方についていってたのが、自分の年齢がどんどん上がってきて、若いメンバーも入ってきて、自分自身も変わらなければいけない所ももちろんあるし、求められる事も大きくなります。それを意識して(あらわれて)いるのかは分からないのですが、変わってきているのかな。はい。」
――現在の目標というのは?
「審判チームとして、シーズンが終わった時に、「今シーズン、去年よりも良かったね」と皆に思って貰えるように、が一番です。一人ひとりの目標であったり、ターゲットはあると思います。でも、最終的な目標は、「今シーズンのJリーグ良かったね」と思って貰える事が一番です。」
石井紘人:山本さん、昔、イルマトフとかファガニと組んで勉強になったとおっしゃられていました(参照リンク)が、いま海外からレフェリー、ドイツとか、イングランドとか、色々な場所から来ていますよね。何か掴んだものとか学んだものってありますか?
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