DVD審判シリーズ完結作『国際審判員(主審・副審)カルテットのレフェリング』の内容は?第一弾が審判の一年、第二弾がレフェリーの個性、第三弾がセクステット、第四弾が国際審判員カルテット・トリオのレフェリングで全てを網羅した四部作
「DVD審判シリーズ完結」という表記を気になられている方々も多いのではないでしょうか?ということで、いつもはテープ起こし等を担当している私たちがインタビュー記事として深堀しました。(編集部)
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――ジャケットデザインがチラっと見えたのですが、今作でシリーズ最後になるのでしょうか?
「そうですね。元々は『レフェリー』( https://amzn.to/3ZiZbpy )の日本版を制作したいという思いからスタートしたプロジェクトでした。当時のJFAのご担当者の方のアイディアで、「Jリーグ担当審判員の試みを知って貰おう」という事で、フィットネステストや研修会等、Jリーグ担当審判員の一年間を追ったのが第一弾の『審判』です。
第二弾は、コロナ禍でした。コロナ禍のスタジアムで話題となった山本雄大レフェリーと選手のコミュニケーションなどありましたよね?それをベースに、選手とレフェリーのコミュニケーションにスポットを当てたのが第二弾『レフェリー』。
第三弾は、新時代のレフェリング、レフェリー,アシスタントレフェリー(AR), 4th,VAR,AVARの六人・セクステットの舞台裏を追いました。セクステットがどのような打ち合わせをして、VARがどのように試合に関わり、セクステットが試合後にどのような振り返りを行っているのか?題名に「トリオ」が入ったのですが、今思えば『セクステット』のみのタイトルの方がしっくりくるなと反省しています。
そして、今作は『国際審判員』にフォーカスしました。また、審判間と選手とのコミュニケーションが初めて綺麗な音声で収録できたので、トリオやカルテットのやりとりも明瞭に体感できます。
第一弾が審判の一年、第二弾がレフェリーのコミュニケーション、第三弾がセクステット、第四弾が国際審判員カルテット・トリオのレフェリングとなり、四部作で全てを網羅できたと感じています。」
――なるほど。国際審判員のレフェリングを追いながらも、トリオやカルテットを知る事もできる、と。
「はい。ただ、トリオという言葉はFIFAレフェリー組のセット時には使われるとは思うのですが、レフェリングという意味では時代はカルテットだと感じています。4thも含めたレフェリングが育成年代でもベースになっていった方が良いという意味で、タイトルは『国際審判員』と『カルテット』にしました。第三弾もトリオを除いて、『セクステット』にしたいと最近感じています。」
――『国際審判員のレフェリング カルテット』はどのような内容でしょうか?
「四部作のシリーズを締める作品ですから、シリーズ最高傑作になったと自負しています。淡々と映像を見せるだけでは分かり辛いという声も頂いていたので、本作はchapter.1はレフェリングレビューにしてあります。ファウルの見極め方、90分で変化する基準、選手とのコミュニケーション、ポジショニング、国内と海外の違い等について荒木友輔氏に解説して頂きました。
今までとりあげてこなかったARの世界も、聳城巧氏に語って頂いて、フラッシュラグ効果とのすり合わせ、カルテットの連携、ARの世界の分かるSTOP解説もやって頂けて。
でも、教科書的ではなくて、国際親善試合の映像をふんだんに使ったエンタメ作品としています。
それを踏まえた上で、chapter.2で舞台裏、映画のセリフのように綺麗にとれた音声を聞いて頂くと、レフェリーの世界を体感できるはずです。第二弾のように、荒木氏や飯田氏の個性も感じられると思います。
『踊る大捜査線』シリーズが好きで、似たような内容でも、何度でも観たくなるじゃないですか。審判シリーズも「一度見たらいいや」ではなくて、何年か経つとまた見たくなるような構成を意識はしています。そのために音声は凄く大事ですよね。本作はめちゃくちゃ期待してください(笑)」
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