無料:山口隆平・田中玲匡主審の的確なポジショニングからの笛のタイミングと松尾一PRのコミュニケーション能力【レフェリーブリーフィング202310③】
10月26日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会がJFAハウスにて『第9回レフェリーブリーフィング』を開催し、東城穣Jリーグ統括マネジャーがJリーグ担当審判員研修会で再確認したこと、大きな事象を見極めるために必要なポジショニングについて説明を行った。
テゲバジャーロ宮崎×SC相模原戦の83分のPK
東城マネジャー「こちらのシーンですが、たとえば、笛のタイミングは如何でしょうか?
PKなど大きな事象の場合、記者の皆さんもスタンドの上から見ていて、「あっ?PKかも?
」と思った瞬間に笛が鳴ると「そうだよね」と感じられるのではないでしょうか。それが、皆さんの「あっ」と思った瞬間よりも、遅かったりすると、なにか腑に落ちなかったりしませんか?
良いタイミングでの笛には納得感がありますし、それが出来るのは距離感が凄く良かったから、自信を持てたのだと思います。」
レノファ山口×ツエーゲン金沢戦の75分のPK
「これも笛のタイミングが非常に良いです。距離感、良い角度から、あきらかにファウルですよね。」
京都サンガ×湘南ベルマーレ戦の37分
レフェリー「(ノーファウルをアピールする選手に)足出しているから、あかんわ。」
「選手もレフェリーにノーファウルアピールに来てはいるんですけど、PKと決まって、レフェリーがコミュニケーションをとりながらもPKの準備を進める中で、選手たちも納得して準備に行きます。
選手たちもVARがチェックしているのも分かっていますし、PKという大きな判定でも、選手も“まぁしょうがないか”と非常に協力的に見えます。(選手にも分かりやすい)シンプルなファウルかもしれませんが、スムーズに進みました。
レフェリーも繰り返しますが、非常に良い角度とタイミングで笛を吹いています。」