石井紘人のFootball Referee Journal

無料:中東バーレーンのレフェリー、無謀な方法のスライディングになったイ・ガンインにしっかりとラフプレーで警告【韓国:アマール・イブラヒム・マフード審判団批評】 #daihyo #サッカー日本代表 #アジア大会 #日韓戦

アジア大会サッカーの中で、本気度が違うのが韓国代表だ。

韓国のスポーツ選手は、五輪で銅メダル以上、もいくはアジア大会で金メダルを獲得すると兵役が免除される。特例として、FIFAワールドカップ日韓大会2002でベスト4入りしたことで免除されたこともあったが、いずれにせよ、サッカーにおいてはアジア大会がそのミッションを達成しやすい。

そういった背景もあり、アジア大会において、韓国戦だけはA代表の様相を帯びる。そして、それが日本と韓国という強豪チームの対戦、さらにファイナルという舞台になればアジアのビッグマッチになる。

そんな中でもアマール・イブラヒム・マフード主審は、神経質になりすぎないレフェリングをみせた。

7分はボール周りでは接触は起こるとみるなど、Jリーグ同様の基準が見える。9分のショルダーチャージもボールにプレーできる範囲内であり、当然ノーファウルである。

もちろん、16分のキッキングのロールバックや18分の腕のように影響した不用意なものはしっかりとる。

 

議論できるのは18分、馬場のスライディングだ。

ボールにプレー出来たとみたか。遠目の映像しかなく、リプレイがなかったので何とも言えないが、ファウルをとられ、となると懲戒罰が出てもおかしくないチャレンジにみえた。

主審も日本代表のミスを予測できておらず、ポジションが遠く、角度も悪かった。説得力が低く、韓国からすると不満に感じるかもしれない。

 

ただ、それ以外は受け入れられる判定ばかりで、32分、アフターでスライディングしたイ・ガンインにラフプレーで警告。的確なカード基準である。

34分にはコーナーキック前にポジション争いに介入し、プレゼンスを示す。36分はイ・ガンインの貰い方がテクニカルだった。

普通に前半を終わらせた。

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