#FIFA女子ワールドカップ もうひとつの日本代表 #山下良美 主審 #坊薗真琴 #手代木直美 副審が開幕戦に登場!Jリーグでもみせた豊富な運動量で前半を【ニュージーランド×ノルウェーレフェリーチーム批評】
■Jリーグでもみせた豊富な運動量
女性初のワールドカップレフェリー山下良美氏が帰国後会見、FIFA審判委員会が主審や4thに求めるものは?「日本の指導と変わらず、Jリーグ同様に自信を持って臨める」 #カタールW杯
開幕戦はファウルのないフェアな立ち上がりとなったが、そんな中でも3分のようにボールアウトをうやむやにせず、丁寧にレフェリングしていく。
9分にはホールドで強引に止めた選手に試合を止めて注意を与える。
足同士のコンタクトはバチバチとプレーさせながらも、13分のような不用意な腕はしっかりとファウルとする。また、25分のようなファウルを貰おうとする行為は毅然とノーファウルという基準を示した。
22分には背後からのプッシングに選手が苛立った素振りをみせると、すぐに間に入り、対立を起こらせない。イエローランプが点滅している。30分にも腕のファウルをとり、選手に注意を与える。そのプレゼンスで、明瞭な基準が完全に出来上がった。
動きと予測も的確で、39分のステップからのスプリントを活かした見極めも説得力があった。
試合の温度が上がったのを受け、41分には大きな判定が起こらないように、コーナーキック(CK)前のポジション争いに介入する。
タフでフェアな基準がスピーディーな試合展開をディレクションし、それを支える豊富なスタミナで、ペナルティーエリア(PA)内での攻防にはライン間際まで入り、説得力を高めた。
アディショナルタイム(AT)は0分。まずは前半を普通に終わらせた。
~採点基準~
5:レフェリーチームなしに試合はありえなかった
4:普通に試合を終わらせた
3:カード・得点に対する微妙なシーンもあったが試合に影響はなかった
2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があり、ピッチに不満を残した
1:ミスから試合に影響を与えてしまった
0:試合を壊してしまった