石井紘人のFootball Referee Journal

無料:なぜ西尾の腕にVARは介入したのか?中国選手への乱暴な行為でのレッドカードは妥当か? #サッカー日本代表 #パリ五輪

グループリーグの初戦ということで、VARが慎重になっているチェックだと思った。

一度目のリプレイ映像時には、ジャ・フェイファンへの西尾の腕は【乱暴な行為】まではいかないように見えた。

報復行為はレッドカードというルールはありません【反スポーツ的行為】での警告か「過剰な力を用いたり粗暴な行為を行う、または、行おうとすること」「頭や顔を手や腕で打つ場合、その力が微小なものでない限り」の【乱暴な行為】、もしくは【著しく不正なプレー】での一発退場

おそらく【見逃された重大な事象】で介入し、イエローカードが掲出されるのだろう、と。

しかし、中継映像の表記は【Possible RedCard】。

そして、中国ゴール裏からのリプレイ映像を見ると、ジャ・フェイファンに体をぶつけられた事に苛立った西尾が、腕を顔近くに出してしまっていた。

つまり、乱暴な行為が適用される可能性が高い。

トーナメントはリーグよりもカード基準が厳しくなることが多い。実際に、この試合でも35分にVARがハンドの反則で長いチェックを行ったが、かなり神経質である。

カードの納得感は後ほど全体の基準含め、審判批評したい。

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