宇都宮徹壱ウェブマガジン

新規ファン獲得で苦戦するJリーグも参考になる? 初めてVリーグを観戦したらハマりそうになった話

 少し前の話になるが、1月最後の週末はフットサルのFリーグ、そしてバレーボールのVリーグを、いずれも初めて観戦する機会を得た。このうちFリーグについてはこちらの記事に書いたとおり。デウソン神戸の松本光平選手から招待されたのだが、サッカーとは違ったフットサルという競技の面白さを再確認することができた。

 一方のVリーグは、カミさんの仕事関連でのご招待。129日に大田区総合体育館で開催された、NECレッドロケッツvs久光スプリングスのゲームを観戦することとなった。私にとっての女子バレーの知識といえば、ロス五輪(1984年)での三屋裕子と中田久美、あとはメグカナ(栗原恵&大山加奈)くらい。無理やりサッカーに喩えるなら「カズとヒデとホンダなら知ってる!」といった感じである。

 今回のVリーグ初観戦には、単に競技そのものを楽しむこととは別に、もうひとつ個人的な関心があった。それは完全なるビギナーである自分が、どれだけVリーグを楽しめるか、ということである。Jリーグが新規ファンの開拓に苦戦しているのは、ファンであれば誰もが知るところ。おそらくVリーグも同じ問題を抱えながら、もしかしたらJリーグ以上に努力や工夫をしているのかもしれない。であれば、いろいろ参考になる面もあるのではないか?

 先に結論を述べておくと、私にとってのVリーグ初観戦は、非常に楽しめるものであった。しかも、機会があればぜひまた観戦したいとさえ思った。それくらい、満足度の高い観戦体験だったのである。以下、思いつくままに振り返ってみたい。

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