2022年12月05日 12時00分　
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「異例づくめのW杯」の真っ只中ですが、寝不足の毎日を送っておられる方も多いのではないでしょうか。

　日本代表のグループリーグ１位突破をはじめとするアジア勢の躍進。MOMに選ばれるJ2選手たち。スペインメディアに「タケ」とニックネームで呼びかけられ、「毎週ラ・リーガで顔を合わせる相手なので、しばらく顔を見なくていいならその方がいいね」と流暢なスペイン語でユーモア溢れる対応をする２１歳。W杯での対戦でありながら、「トッテナムにはやらせない」と、ノース・ロンドン・ダービーを意識したコメントを出す「スーパートム」。そして、その姿体を自在に変容させる大会の無生物マスコット……。

　今までとは異なる感覚を得ているW杯も既にノックアウト・ステージに突入しましたが、宇都宮は１２月４日にカタールから無事帰国いたしました。

　スポナビで長年連載しておりました「日々是世界杯」〜「異例づくめのW杯」の読者の方からは帰国を惜しむツイートもいただき、ありがとうございます。宇都宮は今後の日本代表の戦いをいちファンとして応援しながら、引き続き新著の準備に邁進してまいります。

　また、W杯と重なり、取材を断念した地域CLの結果は、ブリオベッカ浦安と沖縄SVがJFL昇格となりました。今年はカタールで試合結果を知った宇都宮でしたが、来年の地域CLはまた試合会場に舞い戻ることでしょう。

　さて、WM１２月前半戦の予告です。

　第２週は、韓国のKリーグがテーマ。といってもピッチ上の話ではなく、現地のファンカルチャーにフォーカスします。スタジアムでのイベントやグッズ展開など、ファンサービスひとつとっても、実はJリーグでも参考になりそうな事例が少なくありません。今季のチャンピオン、蔚山現代にすっかりはまったという、デザイナーの鈴木彩子さんに現地の写真を交えながらお話を伺いました。

　第３週は、徹ルポ「Jリーグ現代史」の第５回。「チームMURAI」の重要人物のひとりで、専務理事だった木村正明さんが登場します。木村さんといえば、ファジアーノ岡山を現在の地域に根差したクラブに育て上げた、伝説的な社長として知られています。そんな木村さんがなぜ、手塩にかけて育ててきたクラブを離れて、Jリーグで働く決断をしたのか？　そして専務理事となって2年後、コロナ禍による未曾有の危機の中での知られざる働きとは何か？　今回も新事実が目白押しの内容となっております。

　最後になりましたが、１２月１日と２日に入選者と受賞者を発表しました #ウチ壱 には、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました！

　各賞を受賞された方には年内にささやかな賞品をお送りします。楽しみにお待ちください。#ウチ壱は来年も定期的に開催予定ですので、これからも「うちの子自慢」を撮りためておいてくださいね！

　それでは師走も引き続き宇都宮徹壱WMのご愛読をよろしくお願いいたします。