宇都宮徹壱ウェブマガジン

障がい者スポーツ体験会、ハラスメントとの決別宣言、そして『前だけを見る力』 1月17日(月)〜23日(日)

1月17日(月)くもり時々晴れ@東京~柏~東京

 4時25分起床。35.9度。新しい1週間は自宅のある東京から。今日は1995年の阪神淡路大震災から27年。あの日の朝、何気なくTVを点けたら神戸がとんでもないことになっていたのを、昨日のことのように思い出す。今日は早起きできたので、5時46分に黙祷することができた。

 今日は久々の現場。ちょんまげ隊長ツンさんが2017年から続けている「MIX」という障がい者スポーツ体験会を取材する。会場は、千葉県柏市にある柏の葉小学校。それなりに移動時間がかかるので、朝食をいただいてすぐ、7時15分に出発する。

 中央線と総武線を乗り継いで、秋葉原からつくばエクスプレスに乗車して、柏の葉キャンパスで下車。9時前にツンさんたちのグループと合流する。メンバーは、デフ女子サッカー日本代表監督の久住呂幸一さん、手話通訳の森本行雄さん、ゴールボール金メダリストの安達阿記子さん、映画監督の中村和彦さん、そして世界の医療団日本事務局長の米良彰子さん。ものすごいメンツが、ツンさんの車に乗り込む。

 9時30分に柏の葉小学校に到着。小学校の校舎に入るのは、なかなかに得難い経験である。体育館に小学4年の学童170名が集まり、まずはツンさんによる障がい者スポーツのレクチャーを受講。2つのグループに分かれて視覚障がいと聴覚障がいの世界観を、それぞれ50分ずつ体感する。

 詳しい内容については、いずれ当WMにてレポートするが、まったく予備知識がない状態だったにもかかわらず、非常に学びの多い体験となった。12時20分に体験学習は終了。安達さんを除く全員、プラスちょんまげ隊の女性メンバーで、柏市内にある天ぷら定食屋で楽しくランチをいただく。

 14時に柏駅で皆さんとお別れし、私はツンさんと松戸まで移動。駅の近くのファミレスで、久々にツンさんにインタビューさせていただく。テーマは、ツンさんが昨年12月に訪れたワールドカップ開催国、カタールの現状について。しかしその前に、彼が年末に東京・池袋で行っていた炊き出しについても話を聞いた。どちらも皆さんに届けたい内容であった。

 16時にツンさんに松戸駅まで送ってもらい、今日の取材は終了。常磐線と中央線を乗り継いで、17時30分に帰宅する。漫画家の水島新司さんが亡くなったとのこと。享年82歳。2年くらい前、最後の作品を描ききっていたから漫画家引退を宣言していたところに、真のプロフェッショナリズムを感じる。

 先週の日記をまとめてから、夕食に豚汁を作る。熱したゴマ油に青ネギを入れてネギ油を作り、刻んだ生姜とにんにくを炒めてからまとめて投入すると、とても香り高い豚汁が仕上がった。20時、カミさん帰宅。豚汁とご飯をノンアルでいただく。カターレ富山の新体制発表会の動画を視聴して、23時就寝。

帰れクソガキと、そこにチラつく包丁

ある外部指導員による5年前の記憶。

《追悼》『ドカベン』『あぶさん』水島新司さんは少年野球マンガの何を変えたのか? 「野球は巨人」「打者は全打席ホームラン」が定番だった

訃報を受けての再掲でしたが、いいタイミングで読めました。

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