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【ニュース】Jリーグ、全クラブの経営情報を発表。営業収益は57クラブ合計で1,240億円、113%の成長率。全体としてはコロナ前の規模に戻りつつあるものの、入場料収入はコロナ前の54%に留まる。

7月28日、2021年度クラブ経営情報開示に関するメディア説明会をWebにて開催した。
今回の発表では、5月の先行発表で公開されたクラブに加えて3月決算の3クラブ(柏、湘南、磐田)を加えた全57クラブが対象となった。

会見にはクラブライセンス事務局 クラブライセンスマネージャーの大城氏が出席し、概要の説明を行った。

Jクラブ個別経営情報開示資料(令和3年度)※PDF
クラブ経営情報開示資料(2022.7.28現在)※PDF

主なトピックスとして発表されたのは以下の通り。

① 営業収益は57クラブ合計で1,240億円となり、113%の成長率であった。46クラブが増収となり、全体としてコロナ前の規模に戻りつつある(19年度対比97%)。
→スポンサー収入は、クラブを支えていただいているスポンサーの皆様のサポート継続により、105%の成長率であった。
→入場料収入は138%の成長率であったが、コロナ前の54%(19年度対比)であり、まだ回復には至っていない。

② 営業費用は57クラブ合計で1,303億円となり、営業収益と同様、コロナ前の規模に戻りつつある(19年度対比96%、20年度対比105%)。

③21年度はコロナ禍での予算編成であったため、ある程度のリスクを想定した経営が行えており、突発的に債務超過に陥ったクラブはなく、現時点で経営の継続(資金繰り)が困難に陥っているクラブも存在しない。

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