Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】Jリーグが2月の実行委員会を開催。開幕に向けたガイドラインの修正とコロナ対策、J1参入プレーオフについて議論される。

2月8日午後、Jリーグの実行委員会が行われ、その後WEB上で記者会見が行われた。

今回の実行委員会では、昨日の新型コロナウイルス対策連絡会議を経ての、開幕に向けたガイドラインの修正とコロナ対策について、またJ1参入プレーオフのあり方(ルールについて)について議論された。

会見の冒頭、村井満Jリーグチェアマンは次のように説明を行った。


○村井満Jリーグチェアマン

「本日の実行委員会では、ガイドラインの修正とコロナ対策の事案、そしてJ1参入プレーオフのあり方についての議論をさせていただきまいた。
JリーグはFUJI FILM SUPER CUPを皮切りに、先立つこと日本代表がアジア最終予選・ホーム2試合で勝利することができました。まだ本大会出場を決めたわけではありませんが、残り2試合で全力を尽くしてほしいと思いながら、Jリーグも開幕へ舵を切っていこうと思っています。女子日本代表も本大会出場が決まっているということですので、この流れをしっかり受け継いでいきたいと考えています。

今回のFUJI FILM SUPER CUPに関してはすでにご案内している通り、まん延防止重点措置期間ですので、(自治体に)安全計画を提出した上で、2万人上限でのお客様をお迎えすることを前提としつつ、当日検査を行うことで1000名ほどの入場数の上澄みしています。これは入場者数を増やすということよりも、今後想定されるイベント会場における検査のあり方の実証検証をJリーグとして行っていきたいと政府や神奈川県と協議しながら進めていくつもりです。

抗原定性検査による検査リソースの不足が懸念される状況ですので、我々として無理なく対応できる限定した数で行います。いったいどのくらいの時間を要するのか、オペレーションにどういった留意点や配慮が必要なのか(検証したい)。思い返せば昨年10月の第1週に豊田スタジアムで行われワクチン検査パッケージの実証検証を受けて、イベント関連や飲食店でもその後普通に行われるようになりましたが、ブレイクスルー感染が懸念される中で、会場検査というものがいかほど有効かということを検討する予定です。
内容についてはまた産総研さんと連携しながら行いますので、結果については皆さまに共有していきたいと思います。

参入プレーオフについては、開幕前までにあり方を議論していこうということで、丁寧に開いた議論をしています。今日決定したわけではありませんので、理事会においてまた皆様にご報告させていただきます。

個人的には、中村憲剛さんのONE FOUR KENGO THE MOVIEの舞台挨拶にご一緒させていただいたのですが、これはフロンターレファンの映画というよりも、ホームタウンを大切に考える方々に見ていただきたい映画だということを申し上げました。実際にイオンシネマの26劇場やドライブインシアター3会場で全国ロードショーが決まったようです。もし皆さんまだご覧になっていらっしゃらない方がいれば、ぜひ日本のJリーグの風景を共有していただければなと思います。

また野々村さんが新チェアマン候補者に内定したわけですが、今日の実行委員会でも改めて報告し、残り1か月ほどになりましたが最後までしっかりと現執行部も頑張ろうということを共有させていただきました」

今回変更となったガイドラインの変更点のうち、試合当日のスクリーニング検査の概要について、Jリーグフットボール本部の黒田氏が説明を行った。

「現在我々が置かれている状況ですが、開幕を目前に控えている中で、クラブ内での陽性者が複数発生している状況です。試合開催のためのさらなるリスク低減に取り組みたいことを目的に、今回試合当日のスクリーニング検査を導入することとしました。
従前から行っている週2回の抗原定性検査(定期検査)に加えまして、試合の前日からキックオフの3.5時間前までに新たな陽性者もしくはコロナ疑い症状者が1名以上発生した場合に、試合当日の定性抗原検査を行うこととなっています。

実施基準は上記の通りです。実施のタイミングは試合当日の試合前になります。推奨しているのは、チームで集合しチームで活動する前に実施してくださいということです。
提供キット数は1試合当たり25キットで、1試合あたりのベンチ入りやチームで活動するスタッフの数を想定した数となっています。検査対象はトップチームの選手とスタッフです。また当日にスクリーニング検査を実施する場合は、リーグと対戦チームに連絡することとなっています。
適応期間は本日決定していますので、本日から3月末までということで、直近では今週末のFUJI FILMスーパーカップから適応となります」

なお試合当日のスクリーニング検査をするに至った根拠については、Jリーグのコロナ対策室の佐藤氏が説明を行っている。

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