Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「何がしかクラブへ裁定を行う必要があれば、規約に基づいて裁定委員会に諮るステップを踏むこととなります(村井チェアマン)」2019年8回目のJリーグ理事会後の記者会見より(1)

9月24日、JFAハウスにて2019年8回目のJリーグの理事会が行われ、理事会後に記者会見が行われた。

理事会後の会見の様子を数回に分けてお届けします。

会見の冒頭、2020シーズン J3クラブライセンス判定結果について(J3入会を希望するクラブ)について、Jリーグ百年構想クラブのうち4クラブ(ラインメール青森、東京武蔵野シティFC、奈良クラブ、FC今治)へJ3クラブライセンスが交付されたことについて、東京武蔵野シティFCが提出した例が来適用申請についての説明が行われた。


○青影宜典クラブ経営本部長より補足説明
「今回の東京武蔵野シティFCにつきましては、従前の基準ですと施設基準を満たすスタジアムがなかったわけですが、昨年スタジアム基準を改定しまして、期間ついては猶予しますという条項を設けました。今回武蔵野から例外適用の申請がありまして、ライセンスの付与になったわけですが、ポイントとしては表の中の3年目というところを見てください。

■例外適用申請に基づく今後のスケジュール(武蔵野)

【Point3】
最初の昇格から3年目のシーズンのライセンス申請時(6月末)に、場所・予算・整備内容を備えた具体的計画を提示(要:自治体など所有者文書)

3年目に当たる2022年までに場所・予算・整備内容を備えた内容等の具体的な計画を提示いただけなければ、この時点で残念ながら武蔵野についてライセンスはく奪となりまして、翌年はリーグへの参加資格が無い状態になってしまいます。なので、この時点で計画を出さないといけません。

さらには5年以内に完成させないといけません。5年以内の完成については、さらに条件を満たすことが出来ればさらに猶予されますので、都合8年以内に完成させないといけないというスケジュールで、今後武蔵野は動くこととなります。

ただ今回昇格や入会が一つの条件となりますので、入会にならなければ一年先送りとなります。入会になった時から猶予規定が始まりまして、まずは3年のハードルを越えなければ退会になってしまいます。クラブとしては施設整備に関しては、これからかなり地元と連携して進めていかないといけない状態になると思います。

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