【無料記事】【記者会見 J1第6節 福岡－鹿島】「華麗ではなかったが今季一番の自分たちらしい試合だった」／長谷部茂利

2024年04月04日 2時25分　
カテゴリ： ★無料記事 • 監督会見 • 試合情報
タグ : pickup • アビスパ福岡 • 長谷部茂利 • 鹿島アントラーズ

2024明治安田生命J1リーグ 第6節
日時：2024年4月3日（水）19:03キックオフ
会場：ベスト電器スタジアム／5,472人
結果：アビスパ福岡　１－０　鹿島アントラーズ
得点：［福岡］シャハブ ザヘディ（52分）

◎長谷部茂利監督（福岡）；
Q:試合を振り返って
「今シーズンが始まって調子の良い、強い、上手い、鹿島に対して、我々アビスパ福岡が勝つと誰が思ってたでしょうか？それを覆すことができた、そんなふうに思います。試合は華麗ではないですが、ミスも多かったですが、今季一番の自分たちらしい試合だったかなと思います。シャハブのゴールも素晴らしかったですし、ピンチもありましたが、そのピンチを体を張って防いだ人間たち。前の人間たちの役割、仕事によってそこで守れたというふうにも言えますし、チームの一体感を感じました」

Q:今日は今季初先発の選手が３人、ボランチの２人は初めての組み合わせだったと思います。それでもチーム力が落ちない、むしろそれ以上のものを出すというところで、今日もチーム全体の力みたいなものを表現できたのではないかと思います。
「その通り、私もそう思います。選手たちは自分が試合に出たときに活躍する、もしくは貢献できるように良い準備をしてくれています。そこが分かっているだけに、チャンスがあったらチャンスを与えたい、そういう気持ちに私がなります。スタッフと話、選手とコミュニケーションを取ったりする中で、一番いい選択を常にしているつもりです。今日はそれに応えてくれた選手たちに感謝したいです」

Q:前節の反省を活かしたというか、最後まで後ろに下がることなく、前からボールを取りに行くという守備もできていたように思います。
「どのゲームも相手ゴールに近いとこでボールを取れたら得点チャンスです。ただ、後半の危ない場面に繋がったのは前から行って剥がされたのが要因で、結果、それがつかめた勝利をつかめたんですけれども、危ない場面を作っているのも確かなので、その辺の試合の中での判断を伴ったプレーというのが必要ですし、チームの戦略というか、戦術というか、そういうところをももっともっと高めないと、このままでは良くないなというふうには感じています」

Q:ザヘディ選手は前半にはボールをロストするなどがあった中で、後半はゴールを決めるという仕事をしました。全体的な評価を教えてください。
「シャハブ選手は非常に攻撃力がある選手ですが、今日のところで言うと、鹿島のセンターバックとボランチに、タイトなところで非常に難しいプレーを要求されていたんですけれども、やはりまだ日本のサッカーだとか、相手チームの選手の特徴とかそういうことも含めて、まだ慣れてないのかなというところはあります。ただ、ボックスの中やボックスの手前、シュートレンジに入ったときには、やはりゴール前にいるし、得点を取るしというところが彼の長所なので、みんなでそれを活かそうということでした。ゴールを取る選手というのはそういう素養があると思っています。なので、ミドルサードのところももう少しできますし、彼が悪かったわけではなくて、相手が良くてボールを失っていたということもあったと思いますが、彼自身もそうですし、チームとして改善していきたいと思います。評価非常に高いです。１－０で勝った１得点をした選手は最高評価です」

Q:北島選手を今季初先発で起用しましたが、意図はどういうところにあったのでしょうか、また期待に応えたと評価されているのでしょうか？
「期待というよりも、日頃から好調を維持して、キャンプからずっと良いプレーを連発してました。なので『いつ使っても』という気持ちにもなっていました。そして、彼がこれからさらに評価を得るには、アシストだったり、得点だったりというところが必要だと思うんですけれども、そういうことを彼には期待してます。そういう意味では、今日のところではまだまだ、もっともっとできるというような、そういう気持ちでいます。だから勝利に貢献しましたが、良いプレーも何度かありましたが、もう少しできるんじゃないかということを、明日、彼に伝えたいと思います」

［中倉一志＝取材・構成・写真］