木村博之と岡部拓人、元FIFA主審二人のゴールに繋がった的確なアドバンテージ【JFA審判委レフェリーブリーフィング3/18③】
3月18日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年2回目となる『レフェリーブリーフィング』を開催した。
冒頭、扇谷健司JFA審判委員会委員長が挨拶時に、「アクチュアルプレーイングタイム(APT)を伸ばすために判定基準が変わった」と報じられている事について明確に否定。加えて『では、なぜそのように感じる人達がいるのか?』というテクニカルな部分について佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ統括が説明を行った。
今回のブリーフィング時には、審判交流プログラムでベルギーとイングランドからレフェリーが来日していたが、「今回はコンタクトプレーにフォーカスしたいので、個別の映像は準備していません」(佐藤マネジャー)。
そんな海外のレフェリーがJリーグに招聘されると、“アドバンテージが的確だよね。見極めが良いよね”と記事化される事が多いが、日本のトップレフェリーも見事な適用を行っている。
たとえば、
ガンバ大阪×セレッソ大阪戦の得点を生んだ6分と29分のアドバンテージ
は、トリッピングのファウルがあり、木村博之レフェリーも口元まで笛を持っていってはいたが、プレーを保証して、そして得点を認めた。見事なアドバンテージである。さらに木村レフェリーは、同じ試合の29分にも、両選手や観客に伝わるシグナルを出して、プレーを続けさせて、そこから得点というディレクションをしていた。
名古屋グランパス×町田ゼルビア戦の13分
でも、ハーフウェーラインでホールディングがあったが、プレーが続いていることから岡部拓人レフェリーがアドバンテージを採用し、得点が生まれた。
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