競技規則改正でハンドの反則に対するカードが!ACL横浜Fマリノス×蔚山現代戦の上島はレッドからイエローに軽減の一方で南アフリカW杯のスアレスは一発退場のまま【審判委員会レフェリーブリーフィング6/19⑤】
6月19日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年第三回目となる『レフェリーブリーフィング』を高円宮記念JFA夢フィールドにて開催した。
いつも通り、扇谷健司JFA審判委員会委員長の挨拶後に、佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ統括にバトンタッチ。審判交換プログラムの効果、水戸ホーリーホック×V・ファーレン長崎戦のプロセス、
https://www4.targma.jp/fbrj/2024/07/20/post13902/
その後で競技規則改正について説明を行った。
今回で最も大きいのはハンドの反則に対する懲戒処置の変更だ。
佐藤マネジャーは「これまでは、ゴールに向かったシュートに対してハンドの反則でPKとなると、ほぼSPAとしてイエローカードの対象としなければいけなかった。私も現役時に選手から言われました。『佐藤さん、腕に当たったからPKは仕方ない。でも、カードは厳しくない?』と。私もそう思っても競技規則上はカードを出すしかない」という、選手もレフェリーにも厳しいルールになっていた。
キッキングやトリッピング等のファウルは、ボールにチャレンジした上でPKを与えてしまった際に、三十罰回避でカードの色が軽減されるようになったが、ハンドの反則にも、それが適用されるようになる。
では、ハンドの反則でカードが出るシーンは?というと、
AFCアジアチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ横浜Fマリノス×蔚山現代戦では、上島がDOGSOの状況でハンドの反則をしてしまい退場になってしまったが、
改正以降は、同様のシーンがあっても退場ではなく、警告となる。
ハンドの反則で退場になるのは、FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会ラウンド8のウルグアイ×ガーナ戦でルイス・スアレスがおかしたあきらかな意図をもったハンド行為となる。
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