湘南ベルマーレ×FC東京、セレッソ大阪×アビスパ福岡、サガン鳥栖×浦和レッズ、栃木SC×松本山雅FC、FC東京×名古屋グランパス戦で起きてしまった相手競技者の安全を脅かす行為【レフェリーブリーフィング中編】
J1第 36節 浦和レッズ×横浜Fマリノス戦の18分、完璧なプロセスのオフサイドチェック。
扇谷健司Jリーグ審判デベロップメントシニアマネジャー「こちらは細かい所をしっかりチェックすることで、VARの信頼を高められたシーンだなと思います。
もちろん、映像で見ると、先ほどのシーンよりはタイトなオフサイドの判断ではありません。分かりやすいと言えばそうなのかもしれませんが、ここでの手順ですね。こういったプロセスを癖として、常に確認していく。癖付けをしていくことで、VARが審判団をサポート出来ると感じています。
VARも難しかったと思います。終盤戦の導入も初ですから、緊迫感あるゲームの経験は初めてであり、
全てが整理できなかった部分もあると思いますが、2022年シーズンに向けて、更に精度を高めていきます。」
―この広島×鹿島の対立ですが、野上選手が手を出した時に三竿選手がひっくり返りながら顔を抑えている。でも、顔に手は当たっていないですよね。あれは明らかに相手にカードを与えようとする悪意のある行為だと思います。でも、それが退場に値するかと言えば、そうではない。だから、三竿選手の行為にVARは介入できないのでしょうが、あとで罰金を科すなどは考えていませんか?非常に見苦しい行為ですし、今後もこういう映像で分かるようになると思うので。
「罰金どうこうというのは、我々審判委員会が決められることではないので、コメントは控えさせて頂きます。
VARですが、おっしゃって頂いたように、レッドに近い行為ではないので介入出来ません。さらに言うと、野上選手も手を出してしまったという事実はあるので、(野上選手に)警告とピッチのレフェリーは考えると思います。
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