909試合中クラブが誤審だったと思った判定は150事象で実際は37、浦和レッズ×名古屋グランパス、鹿島アントラーズ×川崎フロンターレ、ファジアーノ岡山×ジュビロ磐田、FC東京×ガンバ大阪など説明【審判批評:レフェリーブリーフィング】
本日、2020年第四回日本サッカー協会(JFA)審判委員会レフェリーブリーフィングが行われた。
これまでの試合で、クラブが疑問に思った判定は909試合中150事象。その誤審かどうか微妙な判定で実際にミスジャッジだったのは37事象。例年よりも理解を得られているようだ。
ファウルの中身はというと、数は減ったものの、ハンドの反則が増加。これは競技規則改正が影響しており、Jリーグだけでなく、世界的な問題となっている。例として、J2第32節の東京ヴェルディ×徳島ヴォルティス戦の85分のハンドの反則を取り上げ、「不自然の大きくしているようにも見えるので、ハンドの反則となるリスクがある」(扇谷健司JFA審判委員会トップレフェリーグループマネジャー)と説明した。
懲戒罰はレッドカード、特に乱暴な行為が増えてしまった。こちらは後ほどレポートしたい。
また、今季掲げたコンタクトの見極めと懲戒罰のラインについては、J1第20節の浦和レッズ×名古屋グランパス戦のマルティノスのノーファウル、J1第27節の鹿島アントラーズ×川崎フロンターレ戦の三竿へのレッドカードなど映像を用いて基準を示した。さらに、何故アドバンテージを採用しなかったのかという正しい判定についても競技規則を交えて理解を深める。その相互理解のために、ナイスジャッジだけでなく、ファジアーノ岡山×ジュビロ磐田戦は「レッドカードを出すべきだった」(扇谷MG)、徳島×ヴァンフォーレ甲府戦のプロセスなど反省も口にした。
FBRJで議論になったシーンについても質問したので、後ほど更新したい。