ゲンゾーとヤサガラスとクラブの現在地 月刊マスコット批評@ツエーゲン金沢
今週月曜日、ツエーゲン金沢のアンバサダー兼スポンサー営業、辻尾真二さんのこんなツイートが話題になった。
苦しい状況なので色々なご意見ある事は承知しておりますが、「選手がコーラ飲んでる」通報を事務所にするのはやめて頂きたいです。クラブスタッフも対応に苦労します。
— 辻尾 真二 (@tsujitail) September 4, 2023
金沢はJ2の第33節を終えて、降格圏内の21位(1試合未消化)。9月2日のホームでの東京ヴェルディ戦でも、いいところなく0−3で敗れてしまった。今後も清水エスパルス、FC町田ゼルビア、大分トリニータ、ファジアーノ岡山といった上位陣との対戦を残している。
降格危機の不安とイライラから、上記のような「通報」をするような人も出てくるのだろう。こうした話は、もちろん金沢に限った話ではない。シーズンが押し迫ったこともあって、最近はファン・サポーターの余裕のなさに起因する「事象」をあちこちで耳目にするようになった。
そんな時こそ「マスコット」ではないだろうか?
とりわけ金沢はマスコットの宝庫。イヌワシをモティーフとした、ゲンゾー。その変身形態である、ゲンゾイヤー。ゲンゾーが大好き(だった)帰国子女、ナンシー。そして「憎きツエーゲン金沢を邪魔する悪者」ヤサガラス。彼らが繰り広げる「茶番」は金沢サポのみならず、ビジターのファン・サポーターの間でも人気を集めて久しい。
金沢の取材で、西部緑地公園を最後に訪れたのは2015年のこと。当時はゲンゾー以外のマスコットはおらず、ナンシーやヤサガラスとの掛け合いもリアルで見たことがなかった。そんなわけで今回は、キックオフ3時間前の16時には現地に到着するようにした。
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