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音楽✕サッカー著者対談 『盆踊りの戦後史』大石始 『フットボール風土記』宇都宮徹壱

 今週は、昨年12月に『盆踊りの戦後史「ふるさと」の喪失と創造』を上梓された、音楽ライターの大石始さんにご登場いただく。なぜサッカーの個人メディアが、音楽ライターにフォーカスするのか。実は当WMが大石さんをお招きするのは、今回が2回目。前回ご登場いただいたのは2016年11月で、大石さんが『ニッポンのマツリズム 盆踊り・祭りと出会う旅』を発表された直後であった(参照)

 今回の異色対談が実現したのは、私と大石さんがほぼ同じタイミングで新著を発表し、お互いに相手の著書を読んでいたことがきっかけ。念のために申し上げると、私が大石さんとお会いするのは前回の取材以来で、ほぼ4年ぶりである。時おりSNSでやりとりすることはあっても、定期的にお会いするような間柄ではない。にもかかわらず、私は大石さんの記事は折に触れてチェックしていたし、大石さんも私の『フットボール風土記』を(献本したわけでもないのに)読んでいただいている。

 もともと音楽とサッカーには親和性がある。しかしそれ以上に、盆踊りと地域のフットボールという、それぞれが追いかけているテーマは、実は激しく共鳴し合う「何か」が存在していた。その「何か」を確認できた、今回の対談。そして、こうも思うのだ。大石さんがサッカー観戦したり、私が盆踊りの輪に加わったり、なんてことが起こったら実に素晴らしいではないか! 今回の対談は、動画とテキストの二部構成。まずは前半の無料動画からお届けする。(収録日:2021年1月24日@東京)

盆踊りとサッカー観戦、それぞれのオンライン化 大石始(音楽ライター『盆踊りの戦後史』著者)

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