宇都宮徹壱ウェブマガジン

キルギス戦、早朝の大移動、そして地域CL 11月19日(月)~25日(日)

11月19日(月)くもり@東京~豊田

 6時40分起床。2週間ぶりに自宅で迎える月曜日。しかし今日から代表戦と地域CL取材で1週間家を空けることになる。朝食後、カミさんを送り出してから、荷物を最終チェックして、8時30分に出発。駅には向かう前に、いつもの整骨院に向かう。

 今日はケンブリッジ飛鳥似の先生が担当。私の大きな荷物に目を丸くしていた。今日は「宇都宮さんのために効果的な治療を考えてみました」と、神経に直接電気を当てながら、肩の可動域を広げる治療を受ける。電気を受けるたびに、無意識に筋肉が動き、何やら理科の実験のカエルになったような気分だ。それでも効果はてきめんで、これまで以上に腕が上がる角度が広がった。これで今週の取材も頑張れそうだ。

 中央線で東京駅に向かいながら先週の日記をまとめて、10時23分発の新幹線のぞみに乗車。今度はFC今治の最終節の原稿を執筆する。13時に名古屋駅に到着。駅ビルのレストラン街で昼食に味噌煮込みうどんを食べてから、さらに地下鉄直通の名鉄豊田線に乗って豊田市駅に向かう。移動中になんとか今治の原稿を完成させて入稿。15時にホテルにチェックインして、ようやく人心地つく。

 明日は豊田スタジアムでキルギス戦。いつもなら名古屋市内で宿をとっていたのだが、今回初めてスタジアム近くの宿を予約することができた。試合当日は移動の負担がなくて楽だが、翌日の移動が早朝スタートになるのはちょっとつらいところ。何とか気合を入れて頑張ろう。

 16時30分から日本代表の森保一監督、そして2時間後にキルギス代表のアレクサンドル・クリスチャーニン監督の会見を取材。こちらのインタビューで得た情報をもとに、クリスチャーニン監督に「ドルドイとキルギスは同じサッカーをするのか」と質問したら、真っ向否定された。国内リーグと国際試合では、相手のレベルもスピードも違うから、というのがその理由。言われてみればそのとおりだ。

 19時前に撤収。駅近くの名古屋めしの店で親子丼を食べて、コンビニで買い物をしてからホテルに戻る。今夜は珍しく、急ぎの原稿はなし。TVのニュースは、日産のカルロス・ゴーン会長逮捕のニュースで騒然となっていた。横浜F・マリノスの関係者はさぞかし気をもんでいることだろう。現時点で真相は不明ながら、何となく元日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ解任のことを思い出してしまった。明日以降に備えて朝方に戻すべく、23時就寝。

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