宇都宮徹壱ウェブマガジン

ますます共生の度合いを深めるブラサカ アクサ ブレイブカップを観戦して感じたこと

 深夜の羽田国際空港で、この原稿を書いている。これから午前2時のフライトで、北京を経由して西安へ。その後、週末に広州にて中国超級(スーパーリーグ)を取材してから帰国する予定だ。広州はこれで3回目だが、西安は今回が初めて。しかも何と「ご招待」である。今回の謎めいた中国の旅については、いずれあらためて当WMにてご報告させていただく予定だ。

 さて今回は(少し間が空いてしまったが)、今週日曜日に東京・アミノバイタルフィールドで開催された、『第16回アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権』について触れることにしたい。といっても、結果や試合内容については、すでに報じられているし、私自身も今回は取材者ではなくスタンドで観戦していた。そもそもブラサカの試合を観戦すること自体、1年ぶり。競技面について、いい加減なことを書くわけにもいかないので、本稿では「いち観客」として感じたことを記すことにしたい。

 その日は、予選リーグを勝ち上がった4チームによる、3位決定戦と決勝が行われることになっていた。私とカミさんが会場に到着したのは3位決定戦が始まる10分前。到着してまず驚いたのが、ボランティアの数である。ブラサカの大会に1000人を超える観客が集まることは、もはや珍しいことではなくなったが(この日は1189人)、大会がこれだけの規模になれば当然ながらボランティアの数と質も確保されなければならない。

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