イングランド代表はなぜPK戦に弱いのか? 実川元子(翻訳家・ライター)インタビュー<前篇>
今号と次号は、このほど『PK 最も簡単なはずのゴールはなぜ決まらないのか?』を翻訳された、実川元子さんにご登場いただく。
実川さんといえば、15年に出版された『孤高の守護神 ゴールキーパー進化論』で、昨年の翻訳サッカー本大賞を受賞している。受賞作をはじめ、これまで多くの海外のサッカー本の翻訳を手がけ、そのいずれもが400ページ以上の大作である。
今回の『PK』もまた416ページの大作。著者のベン・リトルトン氏は「イングランド代表はなぜ、重要な大会でのPK戦に勝てないのか」という素朴な疑問から出発して、「PKが成功する(あるいは失敗する)理由」について、飽くなき追求を試みた。時に歴史を紐解き、時に選手や指導者にインタビューし、時に心理学や他競技にもアプローチしながら、フットワーク軽やかな知的冒険が綴られている。
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