【きち旅】オランダで初めての現地取材。シントトロイデンではスタジアム直近のホテルに泊まった
▼ 写真で振り返る取材日記 10月25日~28日
ドイツから足を延ばして、これまで以上に他の国にも積極的に取材へ、学びへ、出会いに行こう。
そんな思いを抱いたのは8月に池上正さんのドイツ・オランダ研修ツアーアテンドでオランダのサッカー環境、学校環境を間近で見れたからだ。
ドイツサッカー協会も2000年初頭の育成改革で大きな影響を受けたオランダサッカー。
アヤックス哲学が有名だし、僕も聞きかじってはいるけど、実際に目の当たりにしたことがまだない。それにオランダでアヤックスは有名だけど、アヤックスだけで成り立っているわけではない。低迷期もあったし、オランダサッカーにはメリット、デメリットがある。
でも、オランダでの暮らしはどうなんだろう?
オランダの人はどんなふうにスポーツと触れ合っているんだろう?
どんなシステムや仕組みがどのように生まれて、どのように生かされているのだろう?
そんなことに俄然興味を持った。
一番大きな衝撃を受けたのは、ユトレヒトの現地小学校で日本人体育教員をしている安井隆さんの体育の授業を見学させてもらったこと。安井さんによる授業の様子もそうだし、その小学校の雰囲気も取り組みも、何もかもがこちらの想像を大きく超えていた。
さらにはデンハーグへ家族で移住したサッカーコーチのコーチ倉本和昌さんに連れて行ってもらったアルフォンソボーイズという町クラブの施設と取り組みと立ち位置とコンセプトにもうならされた。
知っているつもりではダメなのだ。
当たり前のことを当たり前に感じて、チャンスがあるならもっと外に出ないとという意識が改めて生まれてきた。ちょっとした危機感でもある。コンフォートゾーンにい続けたら、人は成長しないのだ。
取材活動をドイツ国内からオランダやベルギー、スイスやオーストリアへと広げていこう。
そう思って機会をうかがっていたら、飛び出すのにばっちりのきっかけを見つけた。
10月25日にロッテルダムでフェイエノールト対ナポリのCLがあるではないか。フェイエノールトには上田綺世、ナポリには鎌田大地という日本代表選手がいる。取材として十分なだけの原稿が書けるはず!
さらにその翌日にはヨーロッパカンファレンスリーグでアルクマール対アストンビラの試合がある。アルクマールの日本代表DF菅原由勢は完全にチームの中心だし、話も達者な選手だ。
さらにさらにその翌日にはシントトロイデンでリーグ戦もある。岡崎慎司をはじめ、数多くの日本人がいるシントトロイデンは面白い題材がある。
スリリングで実り多き取材旅行となりそうだと確信したし、事実そうなった。
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