【ゆきラボ】ブラックフライデーと冬支度/後半はフライブルク市長VS子どもの話
こんにちは!ドイツの日常コラム「ゆきラボ」です。
ブラックフライデーを前に、ドイツでは先週末からすでにセールが始まっていました。息子の勉強用&ゲーム用のイスが、ちょうどこのタイミングで壊れたので新調したところです。夫は仕事のイス用にクッションを購入。私が買ったのはこちらです。
手前の軍手は耐熱性のオーブン用です。長年使っていたオーブンミトンがヨレヨレだったので、前から気になっていた軍手タイプのものを購入しました。エスプレッソメーカーも、これまた夫が独身の頃から使っていた古いものが、さすがに寿命のようで蒸気が漏れるようになってしまったので、買い替えです。
一番右のカラフルなクッション2つはオンラインではなく、ドラッグストアで購入しました。ドイツでは「キルシュケルンキッセン」と呼ばれる、サクランボの種の入った布の袋です。「チェリーピロー」と言えばご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。電子レンジで温めて使うカイロのようなもので、ドイツでは広く普及しています。
果実の蒸留酒も名産品の一つ
ドイツの中でも南に位置するフライブルク。日照時間の長さや温暖な気候を利用して、この地域では、ワイン用のブドウだけではなく、サクランボやプラムなど果樹の栽培もさかんです。サクランボはそのまま食べたり、蒸留酒「キルシュヴァッサー」の材料になったり、ジャムやシロップ漬けにも加工されます。ということは、大量のサクランボの種が出るわけですね。
このサクランボの種を、よく洗って、乾燥させて、袋に詰めたものが「キルシュケルンキッセン」です。いろいろな大きさや形のものがあるので、私は小さめのものを、目や肩や首を温めるときに愛用。寒がりの次男は、寝るときに少し大きめのものを布団に入れて寝ています。
子どもたちが小さいときから愛用していたトナカイのキルシュケルンキッセン。最近、レンチンしたあと、なんだか焦げ臭いかも……?ということに気づきました。トナカイのお腹もなんか黒っぽくなってるし。いつから使っているのか思い出せないこのトナカイ氏、中身を出してみると、やっぱり中身の種が少し黒く焦げていました。数えきれないくらいのレンチンを繰り返したので、寿命ですね。
キルシュケルンキッセンの利点は、1~2分のレンチンですぐに使えて、お湯を沸かす必要がないことなのですが、その分、湯たんぽよりは冷めてしまうのが早いです。明け方までずっとぬくぬく布団の中を温めていたいときや、風邪で長時間横になっているときなどは湯たんぽが心強いので、気温や体調で使い分けています。
後半は子どもVSフライブルク市長の話です。
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