【ドイツ便り】今週のブンデスリーガ全日本人選手チェック！ピックアップは鎌田大地。ブンデスリーガで評価されるスコアポイントってなんだ？

2021年02月02日 18時00分　
カテゴリ：きちルポ • ドイツ便り
タグ : FC東京 • アペルカンプ真大 • サガン鳥栖 • ブンデスリーガ • 原口元気 • 堂安律 • 大迫勇也 • 奥川雅也 • 室屋成 • 宮市亮 • 横浜Fマリノス • 浦和レッドダイヤモンズ • 遠藤渓太 • 遠藤航 • 鎌田大地 • 長谷部誠 • 鹿島アントラーズ

新企画！

冬の移籍市場が閉まり、各チームの補強は終わった。日本人選手では奥川雅也がRBザルツブルクからビーレフェルトに今季終了までレンタル移籍で加入。これでブンデスリーガで活躍する日本人選手は1部に7人、2部に4人で計11人となっている。

今節から日本人選手の一言メモと戦績、そして各節一人の選手をピックアップ！地元紙の報道を紹介・解説しながら、内容の解釈や裏事情などをお伝えできればと思っている。

▼　1部:19節
【フランクフルト:8勝9分2敗　38得点28失点　3位】
対　ヘルタベルリン　3-1　〇
★　鎌田大地/18試合出場
トップ下2枚の一角でスタメン出場。ゴール前でシュートに持ち込む場面もあった。小気味いいパスとドリブルで攻撃にアクセント。頭でイメージしている動きと実際のプレーとがスムーズにかみ合っている印象。82分までプレー。

★　長谷部誠/15試合出場
アンカーでスタメン出場。攻守のバランスをとりながら、縦パスでリズムに変化をつけていた。とにかくボールの持ち方、はなし方がとてもうまい。長谷部選手がみせる緩急の作り方は現役選手はぜひまねしてほしい。76分までプレー。

【ウニオン・ベルリン:7勝8分4分　34得点24失点　8位】
対　ボルシアMG　1-1　△
★　遠藤渓太/7試合
メンバー入り。出場機会なし。いずれにしてもドルトムントやライプツィヒといった強豪相手に途中出場できているのはプラス材料ととらえ、わずかな出場時間でも大事なアピールの場としていかしていきたい。

【シュツットガルト:6勝7分6敗　35得点29失点　10位】
対マインツ　2-0　〇
★　遠藤航/19試合出場
アンカーでフル出場。20分、キャプテンのゴンザロ・カストロが負傷退場した後はキャプテンマークをまく。バランサーとして確かな安定感。相手に囲まれても、体をぶつけられてもボールロストがほとんどないのは本当にすごい。マウスピースをしてプレーしていたがこの試合から？

【ブレーメン:5勝7分7敗　24得点27失点　11位】
対シャルケ　1-1　△
★　大迫勇也/14試合
1点を追う61分から途中出場。74分には左サイドのMFラシツァのクロスを素晴らしいヘディングシュートでゴールを狙ったがGKのファインセーブに阻止される。77分の同点ゴールの起点は大迫。中盤でボールを受けると素早く前線のラシツァへ好パスを通し、そこからの折り返しをMFメーバルトが決めた。このパフォーマンスが続けて発揮できたら、レギュラー復帰も見えてくる。

【ビーレフェルト:5勝2分12敗　16位】
対　ケルン　1-3　●
★　堂安律/19試合出場
開幕から19試合連続スタメン出場中。この試合でも右ハーフでフル出場。38分、サイドチェンジのパスを受けると1対1から中に持ち込み左足シュートをしたり、53分にはCFクロスとのワンツーからシュートへ持ち込んだりと奮闘。相手に研究されていきているだけに、レンタル移籍で加入することになる奥川雅也との共演にかかる期待は大きい。

▼　2部19節
【デュッセルドルフ:9勝5分5敗　28得点24失点　6位】
対　ビュルツブルク　2-1　●
★　アペルカンプ真大/14試合出場
太もも裏の肉離れで戦線離脱中。負傷欠場している3試合でチームは未勝利だけに復帰が待ち遠し。

【ハノーファー:8勝2分8敗　28得点21失点　8位】
対　オスナブリュック　1-0　〇
★　原口元気/19試合
トップ下でフル出場。55分、CKからのパスを受けると、中にドリブルで運びゴール前に子クロスでCBヒューバースの先制ゴールをアシスト。両チームともにミスパスが多い試合展開の中で自身にもミスがあったが、意図的にしっかりとボールを落ち着かせてゲームコントロールに貢献していたのは素晴らしい。

★　室屋成/18試合
右サイドバックでフル出場。右サイドから何度もチャンスを作り出していた。守備の場面でも迷いがなく、1対1でボールを奪いだし、そのボールをさらにドリブルで運んでチャンスにつなげていた。12節ボーフム戦から8試合連続スタメンフル出場。完全なるレギュラー選手に。

【ザンクトパウリ:4勝7分8敗　29得点36失点　15位】
対　ハイデンハイム　4-3　〇
★　宮市亮/0試合出場
膝の負傷からの復帰を目指しリハビリ中。

▼　今週のピックアップ！:鎌田大地

1月25日付ビルト紙オンライン版に「鎌田が15スコアポイントの目標を追う」というタイトルで記事があがっていた。ここまで出場108分につき1スコアポイントを上げている計算なので、このペースでいけば21スコアポイントになるはずと記載されている。

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