【ニュース】JリーグとNPB合同の新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。定期的な開催は今回で最後に。「困難なことがあれば、いつでもご支援させていただく体制を今後ともとっていきたい(賀来座長)」
11月28日(月)、JリーグとNPB合同の「第68回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。
定期的な連絡会議は今回で最後となる。
会見には感染症専門家の賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)、三鴨廣繁 氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)、舘田一博 氏(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)とNPB(日本プロ野球組織)斉藤惇コミッショナー、野々村芳和Jリーグ チェアマンが出席した。※学会のため三鴨廣繁氏は会見を欠席。会見での出席者の主なコメントをお届けしています。
〇NPB・斉藤惇コミッショナー
今日で第68回になりますが、この約2年8か月年間続けてきたコロナ会議を一旦まとめさせていただこうということです。皆さんにも毎回お集まりいただきまして記者会見にご参加いただき大変ありがとうございました。
思い起こしますと、2020年の3月3日の第1回をスタートさせまして、当時は東京オリンピックをどうしようかという事が一番の課題でした。先生方から大変参考になるご意見をたくさん賜りまして、その都度Jリーグさんと一緒になって対策を立て、マニュアルを作り、選手にいろいろとお願いしてきました。それと同時にそのマニュアルを東京オリンピック委員会やスポーツ庁にも提供しまして、五輪の遂行にあたってお役に立てたと思います。
その後も試行錯誤を繰り返しながら、マスクとワクチンと手洗いというような対策になり、検査についても野球だけで13万回以上検査を繰り返していますしJリーグさんもそれ以上の回数で、母集団としては約30万回くらいの検査を定期的にやりながら展開をしてきました。場合によっては音楽界でも使われたかもしれませんが、こういったことを私どもは、国家権力から指導されてやったのではなくて民間主導で、先生方のプロフェッショナルな科学的なデータを使いご指導を賜りながらやってきた事は歴史的なイベントではなかったかなと思います。
今日はそういう総括をNPBとJリーグ両方でやらせていただきました。NPBは今日中にHP上で公開したいと思います。長い間ありがとうございました」
〇野々村芳和Jリーグ チェアマン
「現在カタールにいて、昨日の今日で何と言ったらいいのかわかりませんが(苦笑)、最終戦に向けていい形でできるようにしっかりサポートしていきたいと思います。
先ほどコミッショナーもおっしゃいましたが、この3年間すごく大きな貢献をスポーツ界や日本社会のためにやっていただいたと思います、
僕はクラブの社長として参加していましたが、ここで蓄えたいろいろなものをスポーツを助けていただいた、ここで得たいろいろなものをどう生かしていくのか、我々にはより重要になってくると思います。
本当にスポーツを救っていただいたみなさんの努力を生かしていけるように、これからもしっかりとやらないといけないと改めて感じています」
※Jリーグ側の総括についても近日中にアップされるとのこと。
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