「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第5節 浦和-福岡】「残念ながら2連敗。次こそはという想いで準備したい」/長谷部茂利

2024明治安田生命J1リーグ 第5節
日時:2024年3月30日(土)15:03キックオフ
会場:埼玉スタジアム2002/37,826人
結果:浦和レッズ 2-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]シャハブ ザヘディ(28分)、[浦和]渡邊凌磨(65分)、チアゴ サンタナ(73分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「立ち上がりにピンチもありましたが、自分たちの戦いを、ある程度、失点するまではできたんじゃないかなという、そんな印象です。ただピンチを最後のところで、ナイスセーブであったり、ブロックだったりで防げたところもあったので、もう少し前でボールを取りたかったなという、そういうことも感じています。最後は形を変えながら、どうにか1点を追いつこうということでやってみましたが、残念ながら敗戦してしまいました.2連敗になってしまったので、次こそはという想いで準備したいと思います」

Q:シャハブ選手が先発しました。1トップでプレーするかと思いましたが、中央の若干下がった位置でプレーすることが多かったように思います。その狙いと、今日はゴールも決めましたが攻守にわたる評価を教えていただけますでしょうか?
「1トップ、2トップというよりは、真ん中気味でボールを引き出したり、守備をしたりというタスクを与えていました。シュートもやはりセンスありますね。タイミングも良いし、コースも良いし。ああいうプレーの他にもゴール前でもう少しボールが入れば点数が取れたんじゃないかなという想いはありますけれど、得点を挙げてリードしてくれたので、非常に良い働きをしたと思います」

Q:後半も粘り強く守っていましたが、カットボールをもう少しつなぐことができると、少し違った展開になったのではないかと思います。監督はどのようにご覧になっていますか?
「その通りだと思います。自分たちが粘り強く守備をして、そこから攻撃へ、陣地を押し返していくなりの自分たちの力がないと、押し込まれて、いつかは破城すると言うか、失点する。セットプレーも含めて、コーナーキックを与えてしまったり、そういうふうになると思うんですけれども、ただ失点の場面だけを見ると、ちょっと簡単だったなと。あれだけしぶとく、粘り強く守ってる中で、ああいうふうに簡単にしてしまうというのがこの競技であり、自分たちの物足りないところ、浦和との差だなというふうに思います」

Q:前半は試合をコントロールできていたと思うんですけれども、後半になって、かなり相手にボールを自由に回されてしまいました。意図的に引いたのか、少し消極的だったなという印象がありました。1点を守りに行こうということだったのでしょぅか?
「いえいえ、選手にはもう1点取りに行くぞ、タイミングを見て取るということは伝えていました。ただ前半の我々のプレーを見て浦和が少し変えてくる。3番の選手が2番の選手と良い距離感を保ちながら右サイドでという形をやはり取ってきたなと。そういうことを予想しながらも、自分たちがどう対応していくかというところで『前半とはちょっと違うぞ』という話をして送り出しました。実際はそれに近い形が起きたと思うんですけども、真ん中、サイドの守備のところはそれなりに形は取っていたと思うんですけれど、先ほど出ましたカットボールであったり、自分たちの攻撃のところが、あの時間帯ずっと出なくなってしまった。その辺が失点してしまった、ハンドでPKを取られてしまったというところに繋がってるんじゃないかなと思います」

Q:1失点目のところなんですけれど、ちょうど左右のウイングバックが右と左が入れ替わっていましたが、その影響はありましたか?
「個人的にヘディングが強い、強くないというところはあると思いますが、影響があってはいけない。全く問題ないと思います。キーパーもいるし、センターバックもウイングバックもいる。何が問題だったんでしょうか?それが、多分、このチームでミーティングをするときの私のコメントだと思います。『これを防がなければ、これをいとも簡単にマイボールにしなければ、我々は試合には勝っていけないよ』という話をしようと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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