【無料記事】【記者会見 J1第27節 福岡－名古屋】「攻守にわたって前からアグレッシブにプレーできていた」／長谷部茂利

2023年09月17日 23時41分　
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2023明治安田生命J1リーグ 第27節
日時：2023年9月16日（土）19:05キックオフ
会場：ベスト電器スタジアム／7,647人
結果：アビスパ福岡　１－０　名古屋グランパス
得点：［福岡］ウェリントン（84分）

◎長谷部茂利監督（福岡）；
Q:試合を振り返って
「時々起こる前半の戦い、良い戦いでした。得点は取れませんでしたけど、失点しそうではなく、得点は取れそうで。しかも自分たちが前からアグレッシブに攻守にわたってプレーできていた。それもありましたし、後半の良いタイミングで得点を取れました。最後は危ない場面もありましたけれど、粘り強く守って。ただ、後半の立ち上がりから10数分ぐらいですかね。相手にハーフタイムの修正が入ってやられた場面、危なかった場面もありましたし、あの辺がまだまだ課題かなというふうに思っています」

Q:相手とミラーゲームの中で局面でどれだけ違いを出せるのかというのも一つポイントだったと思いますが、良い立ち位置を取ったり、出足の鋭さをしっかりと見せたりと、攻守ともに優位性を出せていた印象があります。その辺りのプレーぶりはどのようにご覧になっていましたか？
「引き分け以上を掴んでいこうよと。まず個人で、グループで、そのあとにチームで、トータルすると勝てる、引き分け以上になるよと。そういう話をしたので、それを選手たちが遂行してくれました。また立ち位置であったり、微妙なボールの動かし方やボールの取り方というところは、すべてがうまくいってはいませんが、そこのところを選手たちがよく考えて、見て、決断した。そのプレーが良かったんじゃないかと思います」

Q:今日アシストをした前嶋選手についてお伺いします。今日の試合に限らず、攻守にわたってＳＢとしても、ＷＢとしても非常に効果的な働きをしていると思います。今日の試合では途中から左サイドに持ってこられましたが、その意図と彼のプレーの評価を教えていただけますか？
「今日も良かったです。ずっと良いですね。彼を左に持ってきたのは、小田がヘディングで競ったり、またアップダウンが激しかったというところで、当然、チャンスを作りピンチを凌ぐというように攻守にわたって躍動感を持ってプレーしてくれたので、疲労もあるだろうと懸念したこと。それと湯澤の爆発力。彼は得点もアシストも時々しますから、それも期待して右に入れて、そしてアシストをするような前嶋の左サイドでのプレーも期待してのことでした。思った通り（笑）、実力通りと言えばいいのか、彼の持っている力をチームに提供してくれたと思います」

Q:早い段階でウェリントン選手を入れて空中戦に切り替えた印象です。あそこの決断の理由を教えてください。
「私だけではなくてコーチ陣と話す中で『動いたほうがよい』と。ベンチワークで少し動いて、相手に行っている流れを自分たちに少しでも持ってきたい。一つのプレー、時間帯、短い時間でしたが、少しそれを考えて選手交代をして、そこから流れが良くなったと思います。そういう狙いでした」

Q:今日、グランパスの攻撃陣に対して、ボールの奪いどころなどもある程度明確にされて、しっかりと中盤の攻防を制していたと思います。グランパスの攻撃陣を抑えるために選手たちに浸透させたものとか、意識させたことがあれば教えてください。
「言えません。ごめんなさい。まだルヴァンで対戦があるので。すみません」

Q:ゴールキーパーのところで先週のルヴァンカップで永石選手が活躍して、今日はそのままかなと思っていたのですが、村上選手を起用されました。その辺りの監督の考えを教えていただけますか？
「２人とも良い状態、良いプレーをしているので２人とも使いたいんですけれど、ポジションは一つしかないので今日は村上でいきました。そのことしか言えないです（笑）。もしくは、昨年ルヴァンカップでフィールドプレーヤーのユニフォームを着てキーパーが出たことがありますけれど、そういったことをしないと試合に出せませんので。試合に出したいという一心ですが、ただどちらかしか出せないので」

［football fukuoka 編集部＝取材・構成・写真］